19日に行われた新格闘技イベント『FIGHT CLUB』で、YA-MANに1ラウンド77秒でKO負けした朝倉未来が、試合後の心境を語った動画を自身のYouTubeに投稿し、インスタグラムで報告した「引退」について、改めて自身の言葉で発表した。

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　朝倉は試合直後に、自身のインスタグラムで「全く記憶がなくて、自分が何者かもわからない状態で朝倉未来を調べて客観的に見てみて　これはもう引退ですね」と宣言。「何でこんな自分に沢山のファンがいるかもわからない状態ですが、長い間本当に格闘技にはお世話になりました」と今の気持ちを伝えた。

　その後に自宅で撮影した動画で、「試合をした記憶もない、自分が何者かもあんまわかっていない」という状態ながら、「試合を見返したんですけど、完敗していました」と結果を受け入れると、「客観的に見て引退ですね。寝技で（ケラモフに）やられて、打撃で（YA-MAN）にやられたわけでしょ」と冷静に語った。

　ダメージで記憶が曖昧なまま話していた朝倉だったが、自身が格闘家として大きくステップアップする場になったRIZINについて「人生が変わったし、お世話になったので最後に試合をしたほうがいいかな」と、ラストマッチを行う意志を示した。

　ただ、KO負けは脳にダメージが大きく、一定期間を開ける必要があるため、撮影スタッフから「だとしても急いで試合をする必要はない」と大みそかの『RIZIN.45』を含む直近の大会への出場はストップがかかった。

　動画の中で何度も「記憶がない」と発言しながらも、「引退」という言葉を繰り返した朝倉。記憶が戻るであろう数日後に改めて動画を取ることを約束したが、その動画でも「引退」は撤回されないのか。ファンもアンチも含めて日本中の格闘技ファンが、その発言に注目している。

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