プロ野球「阪神タイガース」が5日、「SMBC日本シリーズ2023」第7戦でオリックス・バファローズに勝利し、38年ぶりの日本一を手にした。大阪・道頓堀ではカオスな光景が広がった。

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　この日阪神打線が爆発してリードすると、日本一の盛り上がり見物を目当てに、道頓堀に大勢の人が詰めかけた。「飛び込み」を防ごうと、戎橋には警察官が並んで立ち止まらないよううながした。

　やがて、1アウトごとに歓声があがる“フェス”のような事態となり、外国人観光客は好奇の目の見つめた。9回裏には「あと1人」「あと1球」とカウントダウンし、日本一が決まると、我先にと川にダイブする人がいた。

　戎橋の隣にある太左衛門橋からは、試合終了と同時に1人、さらにもう1人…。おもしろいと思ったのか、ゴムボートに乗った“カッパ”も現れ「トビコミキケン！」のボードを掲げる場面も。警察官は飛び込まないよう、周囲もあおらないようアナウンスを続けた。

　商店街にも人があふれ、「六甲おろし」の大合唱。ビールをふるまう店もあった。阪神のユニフォームを着た人も多かったが、乗じたどんちゃん騒ぎを残念そうに見つめる目もあった。