イタリアンレストラン「サイゼリヤ」を展開する株式会社サイゼリヤは3日、東京都内の店舗で販売したサラダにカエルが混入していたとして謝罪した。

　同社が発表した書面で「2023年10月21日（土）弊社の東京都内店舗で販売したサラダにカエルが混入しているとお客様より申し出を受けました」と説明。「お申し出をいただいたお客様、ならびに日頃から弊社をご利用いただいているお客様には多大なるご心配とご迷惑をお掛けしたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

　カエルが混入したのは小田原ダイヤ街店（神奈川県、10月18日）、川崎日航ホテル店（神奈川県、10月19日）、阿佐ヶ谷駅南口パール商店街店（東京都、10月21日）の3店舗で、関東や東北、東海などの地域に供給する神奈川工場（神奈川県）で加工しているレタスを使用した。

　「本件については、保健所による店舗調査を受け、弊社でも原因調査を行った結果、店舗で混入したものではなく、自社工場にて加工しているレタス原材料への混入可能性が高いと判断いたしました」と報告。「お申し出をいただいたお客様、ならびに日頃から弊社をご利用いただいているお客様には多大なるご心配とご迷惑をお掛けしたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

　今回の事態を重く受け止め、10月25日から「原料レタスの下処理作業を行う際に、従来の目視点検に加え、展開葉（外側の葉部分）を1枚ずつ剥がして裏表を、確実に点検を実施する」「産地に対しては上記の情報をフィードバックし、展開葉をなるべく剥がしてから出荷する」といった再発防止策を実施する。