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さまざまなメディアミックスを展開する次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」から生まれた第3のリアルバンド・RAISE A SUILEN(レイズ ア スイレン、以下RAS)が1日、自身初のミニアルバム『REVELATION』をリリースした。
“新たな一面”を意味するタイトルの通り、今作にはメンバーが演じる作中キャラクター1人ひとりにスポットを当てた5曲が収録。それぞれに異なる曲調を打ち出しながら、歌唱や演奏面でRaychell(Ba&Vo)/小原莉子(Gt)/夏芽(Dr)/倉知玲鳳(Key)/紡木吏佐(DJ)の新たな一面も提示している。
5つの新境地に至った本作のリリースを受け、ORICON NEWSではRaychellと紡木にインタビューを実施。目前に控える半年ぶりの単独ライブ『BanG Dream! 12th☆LIVE DAY3 : RAISE A SUILEN「REVEAL」』への意気込みも含め、大いに語ってもらった。
■メンバー1人ひとりにスポットを当てる“おいしい”新作
――今作『REVELATION』は、バンドにとって初のミニアルバム形態の作品であり、メンバー1人ひとりをテーマとした楽曲が収録されたコンセプチュアルな1枚になっています。
【Raychell】今まではバンドを一つの“チーム”として描いた楽曲が多かったように感じていて。キャラクター個人にスポットを当てた曲もありましたが、今作のような形でお届けできる機会はなかったのでうれしかったです。
【紡木】初めて歌唱を担当するキャラクターも多いので、そこも喜んでいただけるんじゃないかと思います。これまでの楽曲と雰囲気も全然違いますから、そういった点で「コンセプトアルバム」と呼べる一面があり、こういう作品だからこその曲や表現方法もあって…“おいしい”なって思いました。
【Raychell】おいしい!?(笑)
【紡木】それぞれのキャラクターにフィーチュアしているので、“プロフィール曲”のように感じるんです。この作品を聴いていただければRASというバンドを深く知っていただける…おいしい1枚になっています。私たちも「このキャラクターにはどんな曲が来るんだろう」って楽しみにしていました。
【Raychell】こっそり「レイヤ(※Raychellが演じているキャラクター)の曲ってどんな感じなんですか?」と探りを入れたり…(笑)。
【紡木】私が演じているチュチュの楽曲「Apocalypse」は、もう本当にチュチュらしさが詰まっていて、それでいてすごく新しかったんです。サビで落ちる感じだったり、サビの歌詞が<DA>だけというのも今までになくて、お気に入りの曲になりました。
【Raychell】自分たちの“音”で勝負するという姿勢を感じさせるようなサビで、演奏する側としてすごくうれしかったです。
■1曲1曲に向き合ったレコーディング 異なる歌唱アプローチで表現
――デモは1曲ずつ届いたのですか?
【紡木】はい。まず「Apocalypse」が来て、「Apocalypse」を録っている最中に「TWIN TALE」が届きました。その後「STRAY CERBERUS」と「BERSER-KEY」をいただき、最後が「POLARIS」。ミニアルバムの曲順どおりに届いたんです。
【Raychell】届いたものからレコーディングしていったので、今回は全曲で歌い方が変わっています。曲の内面を引き出すような声の使い方を意識したんですよ。歌詞やメロディーに合った…例えばパレオ(※倉知が演じているキャラクター)の元気ハツラツな感じや、マスキング(※夏芽が演じているキャラクター)の孤独な心情を声で表現しました。
――全曲がそろった状態であれば、「曲同士でアプローチが被らないように」といった意識が働くこともあると思いますが、今回は純粋に楽曲単体と向き合った歌唱になっているわけですね。
【Raychell】はい。その結果、新たなレイヤを引き出せた感覚もあります。あと、やっぱりメンバーの歌唱パートがあるのは新鮮でした。これまでの楽曲でもコーラスなどではもちろん歌声を聴いていたんですが、今回改めて「マスキングが歌っている!」「ロック(※小原が演じているキャラクター)が歌うとこうなるんだ」と。
――「Apocalypse」では、紡木さんがバース部分のメインボーカルを取られています。
【紡木】ここまで長尺のラップは初めてでしたし、1番と2番で雰囲気が全然違っているんです。1番は「こういう作品だからこそできる新しい表現は何だろうか?」と相談しながら、結果的に少し落ち着いた…下から押し寄せてくるようなラップになりました。そういった新しいカッコよさを打ち出しつつ、2番ではチュチュらしさを全開に。こういう二面性を出すのも面白いなと思ったんです。
――「Apocalypse」の1Aメロのようなラップは新境地だと感じました。
【紡木】そうですね。歌っていてすごく楽しかったです。速さや言葉数という点では、前作の「-N-E-M-E-S-I-S-」が最高値だったと思うんですが、今回「余韻を持たせることもラップの楽しさだな」と気づきました。
【Raychell】「Apocalypse」以外の4曲ではラップのアプローチを変えていたの?
【紡木】「変えよう」という意識はしていないですね。基本的にいつも「チュチュならどう歌うだろうか」という考え方がメインで、そこは今回もブレていません。
――作曲者ごとの違いは感じましたか?
【紡木】韻の踏み方がまったく違います。例えば、藤田さん(藤田淳平/Elements Garden)の書いてくださるラップっていつもすごく難しいんですよ。言葉がちょっと字余りになるというか、オンテンポからハズれる感じをすごくカッコよく表現してくださるんです。バチッとハマるとカッコいいんですけど、少しでもズレるとダサくなっちゃうので…しっかり時間をかけて練習しています。
■新たなパフォーマンスを導く楽曲の力
――Raychellさんは曲ごとにアプローチを変えたというお話でしたが、「STRAY CERBERUS」の歌声には驚かされました。
【Raychell】最初は違う歌い方をしていたんですが、「もっと細くしてください。糸がちぎれるくらいの細さで」というディレクションをいただいたんです。なので、声を今まで以上にか細く出すようにして、言葉を普段よりも切りながら…砂漠を這っていくような歌い方を意識しました。
【紡木】渇きや飢餓感がすごく伝わりました。聴いていて「なんて孤独なんだろう」って。
【Raychell】ありがとう。歌詞の世界に入り込みながら歌わせていただきました。「Apocalypse」と「STRAY CERBERUS」は、自分の新しい一面を導いてくれた感覚があります。
――全曲を録り終わった今、バンドとして新たなトライになりそうなフレーズはありますか?
【Raychell】「TWIN TALE」の最初の…。
【紡木】あ、同じかも!
【Raychell】パレオとチュチュの語りだよね?(笑)
【紡木】はい(笑)。今も練習中なんですけど、なかなか尺の中に収めきれないんですよ…。2人の言葉がうまくハマらなくて、何度も練習している最中です。
【Raychell】ドキドキしちゃう(笑)。ライブに来てくださる方には、そこがしっかり成功するかどうかも楽しみにしていてほしいです(笑)。あと、「TWIN TALE」はBメロからBPMが変わるんです。これも今までのRASにありそうでなかった展開で、ライブで楽しんでくれるみなさんの姿が目に浮かびます。
【紡木】第2の「Repaint」のような印象です。
――“ありそうでなかった”という点では、「BERSER-KEY」のようにガッツリとハードロック調に寄った曲も新鮮でした。
【紡木】確かにそうですね。曲がすごくカッコいいですし、サビのメロディーは爽やかで青春っぽくて新しい。手塩にかけていっぱい演奏していきたいです。<LOCK!>と叫ぶ部分ではお客さんとのかけ合いもできるので、ライブでアガる1曲になるんじゃないかなって思います。
【Raychell】RASとしては比較的落ち着いた曲ですよね。どっしりしていて、安心感があると言いますか…。歌詞や曲にロックの芯の部分がすごく出ているので、演奏するときにも気持ちを落ち着かせながらしっかりと届けていきたいなって思います。
――ベースも1音1音に力を込めるようなフレーズになっています。
【Raychell】この曲のベースを弾いているときが一番安心します(笑)。ロックの歌唱パートではビートが少し変わりますが、サビに向けて疾走していく感じが弾いていて楽しいんです。
■新たな“アンセム”となりうる「POLARIS」
――レイヤをテーマにした「POLARIS」はいかがですか?
【Raychell】一番ベースが大変だなと思うのがこの曲です(笑)。初めて聴いた瞬間から「もうこれは練習あるのみだ」って思っていました。
【紡木】チェルさん(Raychell)、この曲ではずっとフルスロットルで歌っているから。でも、歌詞が“THE レイヤ”なので、フルスロットルで歌いきってほしいと思っちゃうんです。
【Raychell】私自身、歌いながら泣きそうになるんですよね。歌詞が自分にも刺さって。こう…レイヤの内に秘めた思いが全部歌詞に乗っていて、決意の強さを感じさせるんです。チュチュに見つけてもらえて、この子は本当に幸せなんだなって。私としては、彼女(レイヤ)のために全力で歌い、そしてそれをたくさんの人に聴いていただきたいという一心です。
――最後のシンガロングも感動的で、もうライブの締めくくりは「POLARIS」しかないだろうと。
【Raychell】ハハハ、それはライブ当日に確かめてください(笑)。あのシンガロング、実はレコーディングのときに急きょ作られたセクションなんですよ。
【紡木】現場でP(プロデューサー)から「ちょっと追加で歌ってください」って(笑)。
――P氏、さすがです。
【Raychell・紡木】さすがです!
(P氏苦笑)
【Raychell】日本武道館でコール&レスポンスをアレンジに入れたことから「DRIVE US CRAZY」という曲が生まれたりもしたので、シンガロングは私たちにとって大事な要素の1つであり、RASらしさの1つでもあると感じているんです。なのでこの曲も、またみんなと一緒に進む道を作っていけるような歌になるんじゃないかと思っています。
――「POLARIS」の歌詞には、<Riot>や<NEW WORLD>など、RASの歴史を感じさせるワードが散りばめられていることも特徴になっています。
【Raychell】<Changing the world>もそうですよね。そして、最後には<僕たちらしくいくよ We are RAISE A SUILEN!>って。もう…うれしかったです。
【紡木】やだぁ…エモい…!!
【Raychell】レイヤの「私が引っ張っていく」という決意が見える部分でもあって…すごくうれしかったんです。
■新曲披露を明言したライブ “新たな一面”は楽曲以外にも
――11月5日には『BanG Dream! 12th☆LIVE DAY3 : RAISE A SUILEN「REVEAL」』が開催されます。
【紡木】約半年ぶりの単独ライブですから、とにかく楽しみですね。やっぱりワンマンライブでしか味わえない景色や高揚感ってすごく大きいんです。来てくれる人みんながRASのファンだなんて…最高の時間じゃないですか。
――「新曲5曲を披露」と明言しているライブでもあります。
【紡木】大変ですよ、もう本当に!(笑) でも、新曲を披露するときってすごくワクワクするんです。初めてその曲に対するお客さんの反応や動きを見られる場でもあるので、「この曲のどこでどう暴れて、どこでどういう表情をするのかな」って見るのが一番楽しいんです。それが5回もできちゃうなんて、とんでもないライブですね!
【Raychell】私も楽しみでしかないですし、新たなRASを見ていただけるのかなって思います。進化する先…未来の私たちもこのライブに詰め込むつもりなので、過去も未来も全部ひっくるめた現在、今この瞬間でしか味わえないRASのサウンドを届けたいと思っています。メンバー全員、気合いが入っていますよ。
――それこそミニアルバムと同じく、公演名でも「新しい一面」を掲げているわけですからね。
【Raychell】間違いないです。それに…新しいのは曲だけじゃないんですよ。サウンド面でも新しいチャレンジをした新曲たちになっていますから。
――今まで通りのRASを見に行くという感覚をいったん捨てた方がいい、と?
【紡木】爽やかなライブをするかもしれませんから。
【Raychell】逆に?(笑) じゃあ私も「お前ら、頭振れ!」って叫ばないかもしれない。代わりに「あなたたち、頭を振りなさい」って。
――それだと頂点に狂い咲いてしまう…。
【紡木】最初のあいさつは「ごきげんよう」かもしれないですね。
――いつの間に月ノ森女子学園に転入したんですか…。
【Raychell】冗談はこのくらいにしておきます(笑)。サウンドメイクも含めて挑戦しようと思っているんですが、私たちもやってみないとわからない部分が多いんですよ。なので、ぜひその目と耳で進化を確かめていただきたいです。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
“新たな一面”を意味するタイトルの通り、今作にはメンバーが演じる作中キャラクター1人ひとりにスポットを当てた5曲が収録。それぞれに異なる曲調を打ち出しながら、歌唱や演奏面でRaychell(Ba&Vo)/小原莉子(Gt)/夏芽(Dr)/倉知玲鳳(Key)/紡木吏佐(DJ)の新たな一面も提示している。
5つの新境地に至った本作のリリースを受け、ORICON NEWSではRaychellと紡木にインタビューを実施。目前に控える半年ぶりの単独ライブ『BanG Dream! 12th☆LIVE DAY3 : RAISE A SUILEN「REVEAL」』への意気込みも含め、大いに語ってもらった。
■メンバー1人ひとりにスポットを当てる“おいしい”新作
――今作『REVELATION』は、バンドにとって初のミニアルバム形態の作品であり、メンバー1人ひとりをテーマとした楽曲が収録されたコンセプチュアルな1枚になっています。
【Raychell】今まではバンドを一つの“チーム”として描いた楽曲が多かったように感じていて。キャラクター個人にスポットを当てた曲もありましたが、今作のような形でお届けできる機会はなかったのでうれしかったです。
【紡木】初めて歌唱を担当するキャラクターも多いので、そこも喜んでいただけるんじゃないかと思います。これまでの楽曲と雰囲気も全然違いますから、そういった点で「コンセプトアルバム」と呼べる一面があり、こういう作品だからこその曲や表現方法もあって…“おいしい”なって思いました。
【Raychell】おいしい!?(笑)
【紡木】それぞれのキャラクターにフィーチュアしているので、“プロフィール曲”のように感じるんです。この作品を聴いていただければRASというバンドを深く知っていただける…おいしい1枚になっています。私たちも「このキャラクターにはどんな曲が来るんだろう」って楽しみにしていました。
【Raychell】こっそり「レイヤ(※Raychellが演じているキャラクター)の曲ってどんな感じなんですか?」と探りを入れたり…(笑)。
【紡木】私が演じているチュチュの楽曲「Apocalypse」は、もう本当にチュチュらしさが詰まっていて、それでいてすごく新しかったんです。サビで落ちる感じだったり、サビの歌詞が<DA>だけというのも今までになくて、お気に入りの曲になりました。
【Raychell】自分たちの“音”で勝負するという姿勢を感じさせるようなサビで、演奏する側としてすごくうれしかったです。
■1曲1曲に向き合ったレコーディング 異なる歌唱アプローチで表現
――デモは1曲ずつ届いたのですか?
【紡木】はい。まず「Apocalypse」が来て、「Apocalypse」を録っている最中に「TWIN TALE」が届きました。その後「STRAY CERBERUS」と「BERSER-KEY」をいただき、最後が「POLARIS」。ミニアルバムの曲順どおりに届いたんです。
【Raychell】届いたものからレコーディングしていったので、今回は全曲で歌い方が変わっています。曲の内面を引き出すような声の使い方を意識したんですよ。歌詞やメロディーに合った…例えばパレオ(※倉知が演じているキャラクター)の元気ハツラツな感じや、マスキング(※夏芽が演じているキャラクター)の孤独な心情を声で表現しました。
――全曲がそろった状態であれば、「曲同士でアプローチが被らないように」といった意識が働くこともあると思いますが、今回は純粋に楽曲単体と向き合った歌唱になっているわけですね。
【Raychell】はい。その結果、新たなレイヤを引き出せた感覚もあります。あと、やっぱりメンバーの歌唱パートがあるのは新鮮でした。これまでの楽曲でもコーラスなどではもちろん歌声を聴いていたんですが、今回改めて「マスキングが歌っている!」「ロック(※小原が演じているキャラクター)が歌うとこうなるんだ」と。
――「Apocalypse」では、紡木さんがバース部分のメインボーカルを取られています。
【紡木】ここまで長尺のラップは初めてでしたし、1番と2番で雰囲気が全然違っているんです。1番は「こういう作品だからこそできる新しい表現は何だろうか?」と相談しながら、結果的に少し落ち着いた…下から押し寄せてくるようなラップになりました。そういった新しいカッコよさを打ち出しつつ、2番ではチュチュらしさを全開に。こういう二面性を出すのも面白いなと思ったんです。
――「Apocalypse」の1Aメロのようなラップは新境地だと感じました。
【紡木】そうですね。歌っていてすごく楽しかったです。速さや言葉数という点では、前作の「-N-E-M-E-S-I-S-」が最高値だったと思うんですが、今回「余韻を持たせることもラップの楽しさだな」と気づきました。
【Raychell】「Apocalypse」以外の4曲ではラップのアプローチを変えていたの?
【紡木】「変えよう」という意識はしていないですね。基本的にいつも「チュチュならどう歌うだろうか」という考え方がメインで、そこは今回もブレていません。
――作曲者ごとの違いは感じましたか?
【紡木】韻の踏み方がまったく違います。例えば、藤田さん(藤田淳平/Elements Garden)の書いてくださるラップっていつもすごく難しいんですよ。言葉がちょっと字余りになるというか、オンテンポからハズれる感じをすごくカッコよく表現してくださるんです。バチッとハマるとカッコいいんですけど、少しでもズレるとダサくなっちゃうので…しっかり時間をかけて練習しています。
■新たなパフォーマンスを導く楽曲の力
――Raychellさんは曲ごとにアプローチを変えたというお話でしたが、「STRAY CERBERUS」の歌声には驚かされました。
【Raychell】最初は違う歌い方をしていたんですが、「もっと細くしてください。糸がちぎれるくらいの細さで」というディレクションをいただいたんです。なので、声を今まで以上にか細く出すようにして、言葉を普段よりも切りながら…砂漠を這っていくような歌い方を意識しました。
【紡木】渇きや飢餓感がすごく伝わりました。聴いていて「なんて孤独なんだろう」って。
【Raychell】ありがとう。歌詞の世界に入り込みながら歌わせていただきました。「Apocalypse」と「STRAY CERBERUS」は、自分の新しい一面を導いてくれた感覚があります。
――全曲を録り終わった今、バンドとして新たなトライになりそうなフレーズはありますか?
【Raychell】「TWIN TALE」の最初の…。
【紡木】あ、同じかも!
【Raychell】パレオとチュチュの語りだよね?(笑)
【紡木】はい(笑)。今も練習中なんですけど、なかなか尺の中に収めきれないんですよ…。2人の言葉がうまくハマらなくて、何度も練習している最中です。
【Raychell】ドキドキしちゃう(笑)。ライブに来てくださる方には、そこがしっかり成功するかどうかも楽しみにしていてほしいです(笑)。あと、「TWIN TALE」はBメロからBPMが変わるんです。これも今までのRASにありそうでなかった展開で、ライブで楽しんでくれるみなさんの姿が目に浮かびます。
【紡木】第2の「Repaint」のような印象です。
――“ありそうでなかった”という点では、「BERSER-KEY」のようにガッツリとハードロック調に寄った曲も新鮮でした。
【紡木】確かにそうですね。曲がすごくカッコいいですし、サビのメロディーは爽やかで青春っぽくて新しい。手塩にかけていっぱい演奏していきたいです。<LOCK!>と叫ぶ部分ではお客さんとのかけ合いもできるので、ライブでアガる1曲になるんじゃないかなって思います。
【Raychell】RASとしては比較的落ち着いた曲ですよね。どっしりしていて、安心感があると言いますか…。歌詞や曲にロックの芯の部分がすごく出ているので、演奏するときにも気持ちを落ち着かせながらしっかりと届けていきたいなって思います。
――ベースも1音1音に力を込めるようなフレーズになっています。
【Raychell】この曲のベースを弾いているときが一番安心します(笑)。ロックの歌唱パートではビートが少し変わりますが、サビに向けて疾走していく感じが弾いていて楽しいんです。
■新たな“アンセム”となりうる「POLARIS」
――レイヤをテーマにした「POLARIS」はいかがですか?
【Raychell】一番ベースが大変だなと思うのがこの曲です(笑)。初めて聴いた瞬間から「もうこれは練習あるのみだ」って思っていました。
【紡木】チェルさん(Raychell)、この曲ではずっとフルスロットルで歌っているから。でも、歌詞が“THE レイヤ”なので、フルスロットルで歌いきってほしいと思っちゃうんです。
【Raychell】私自身、歌いながら泣きそうになるんですよね。歌詞が自分にも刺さって。こう…レイヤの内に秘めた思いが全部歌詞に乗っていて、決意の強さを感じさせるんです。チュチュに見つけてもらえて、この子は本当に幸せなんだなって。私としては、彼女(レイヤ)のために全力で歌い、そしてそれをたくさんの人に聴いていただきたいという一心です。
――最後のシンガロングも感動的で、もうライブの締めくくりは「POLARIS」しかないだろうと。
【Raychell】ハハハ、それはライブ当日に確かめてください(笑)。あのシンガロング、実はレコーディングのときに急きょ作られたセクションなんですよ。
【紡木】現場でP(プロデューサー)から「ちょっと追加で歌ってください」って(笑)。
――P氏、さすがです。
【Raychell・紡木】さすがです!
(P氏苦笑)
【Raychell】日本武道館でコール&レスポンスをアレンジに入れたことから「DRIVE US CRAZY」という曲が生まれたりもしたので、シンガロングは私たちにとって大事な要素の1つであり、RASらしさの1つでもあると感じているんです。なのでこの曲も、またみんなと一緒に進む道を作っていけるような歌になるんじゃないかと思っています。
――「POLARIS」の歌詞には、<Riot>や<NEW WORLD>など、RASの歴史を感じさせるワードが散りばめられていることも特徴になっています。
【Raychell】<Changing the world>もそうですよね。そして、最後には<僕たちらしくいくよ We are RAISE A SUILEN!>って。もう…うれしかったです。
【紡木】やだぁ…エモい…!!
【Raychell】レイヤの「私が引っ張っていく」という決意が見える部分でもあって…すごくうれしかったんです。
■新曲披露を明言したライブ “新たな一面”は楽曲以外にも
――11月5日には『BanG Dream! 12th☆LIVE DAY3 : RAISE A SUILEN「REVEAL」』が開催されます。
【紡木】約半年ぶりの単独ライブですから、とにかく楽しみですね。やっぱりワンマンライブでしか味わえない景色や高揚感ってすごく大きいんです。来てくれる人みんながRASのファンだなんて…最高の時間じゃないですか。
――「新曲5曲を披露」と明言しているライブでもあります。
【紡木】大変ですよ、もう本当に!(笑) でも、新曲を披露するときってすごくワクワクするんです。初めてその曲に対するお客さんの反応や動きを見られる場でもあるので、「この曲のどこでどう暴れて、どこでどういう表情をするのかな」って見るのが一番楽しいんです。それが5回もできちゃうなんて、とんでもないライブですね!
【Raychell】私も楽しみでしかないですし、新たなRASを見ていただけるのかなって思います。進化する先…未来の私たちもこのライブに詰め込むつもりなので、過去も未来も全部ひっくるめた現在、今この瞬間でしか味わえないRASのサウンドを届けたいと思っています。メンバー全員、気合いが入っていますよ。
――それこそミニアルバムと同じく、公演名でも「新しい一面」を掲げているわけですからね。
【Raychell】間違いないです。それに…新しいのは曲だけじゃないんですよ。サウンド面でも新しいチャレンジをした新曲たちになっていますから。
――今まで通りのRASを見に行くという感覚をいったん捨てた方がいい、と?
【紡木】爽やかなライブをするかもしれませんから。
【Raychell】逆に?(笑) じゃあ私も「お前ら、頭振れ!」って叫ばないかもしれない。代わりに「あなたたち、頭を振りなさい」って。
――それだと頂点に狂い咲いてしまう…。
【紡木】最初のあいさつは「ごきげんよう」かもしれないですね。
――いつの間に月ノ森女子学園に転入したんですか…。
【Raychell】冗談はこのくらいにしておきます(笑)。サウンドメイクも含めて挑戦しようと思っているんですが、私たちもやってみないとわからない部分が多いんですよ。なので、ぜひその目と耳で進化を確かめていただきたいです。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
RAISE A SUILEN ミニAlbum「REVELATION」
— バンドリ! BanG Dream! 公式 (@bang_dream_info) November 1, 2023
?本日リリース?
Ba.&Vo.レイヤ役 Raychellさんからコメントが到着?
Blu-ray付生産限定盤には、#RAS_HIGHLAND2023 の映像も??
?Streaming/Downloadhttps://t.co/zjaj1tfjv9
?CD情報https://t.co/JmDUVtHgq3#RAS #RAS_REVELATION #バンドリ

2023/11/01