俳優の岡田将生が狂気あふれる殺人鬼役に挑んだ、本格サスペンス映画『ゴールド・ボーイ』（2024年春公開予定）に、黒木華・松井玲奈・北村一輝・江口洋介が出演していることが発表された。物語の鍵を握る少年・安室朝陽の母親役に黒木、主人公・東昇の妻役に松井、安室朝陽の父親役に北村、東家の一族で刑事役を江口が演じる。撮影の舞台となった沖縄の映像美も見どころの特報映像も解禁となった。

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　中国の作家・紫金陳（ズー・ジェンチン）の代表作の一つである小説（The Gone Child）が原作。2020年に動画サイト「iQIYI（アイチーイー）」の人気サスペンス・シリーズ「迷霧劇場」の海外戦略作品としてドラマ化され、現在までに総再生回数20億回越えを記録するなど、中国では大ヒットした作品。日本では、21年1月にWOWOWで邦題『バッド・キッズ　隠秘之罪』として初放送された。原作小説翻訳版は早川書房より『悪童たち』（上・下）というタイトルで刊行されている。

　「それは、完全犯罪のはずだった」――。岡田演じる主人公の東昇は、崖の上から義理の両親を突き落として殺害する。しかし、少年たち（羽村仁成、星乃あんな、前出燿志）は偶然その瞬間を録画していた…少年たちはそれぞれの事情で金を求めており、金のために殺人犯である東昇を強請（ゆす）ることを決意する。

　凶悪犯罪の裏で、妻へ誠実な態度を見せながら関係性を取りつくろうとする東昇（岡田）、子どもを守るため毅然とした態度をとる安室香（黒木）、自身の心の内を吐露する東静（松井）、事件の真相に踏み込んでいく刑事の東巌（江口）、父親として子どもの未来を案ずる打越一平（北村）ら、それぞれの思惑が交錯し合う。

　凶悪な殺人犯と、金を求めて殺人犯を脅す少年たち。二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは…。

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