俳優の小関裕太が、菊池風磨が主演を務める日本テレビ系連続ドラマ『ゼイチョー 〜「払えない」にはワケがある〜』（毎週土曜　後10：00）の第3話（28日放送）にゲスト出演し、初の父親役を演じる。

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　饗庭蒼一郎（菊池）と百目鬼華子（山田杏奈）は、みゆきの市役所納税課の職員で、滞納されている税金を納めてもらう仕事を担う“徴税吏員”のバディ。税金をただ取り立てるのではなく、“払えないワケ”を抱えた市民の事情に寄り添って、救う方法を模索していく。滞納者の「お金と心」に寄り添う徴税吏員の姿をスリリングに描くヒューマンエンターテインメントドラマとなっている。

　小関は、2人の子どもをもつシングルファーザー・木下裕介（きのしたゆうすけ）を演じる。保育園に通う子ども2人を男手ひとつで育てているため、仕事と育児に追われ、住民税を滞納している。

　小関は第3話を「子育てにまつわる税制度やお金について深く考えさせられる回」と紹介。「今回が初めてのお父さん役で、2歳の子の抱き上げ方や距離感など、初めて経験して学ぶことがたくさんありました。と同時にこの回で取り上げられている内容からも学んだり考えさせられることがたくさんありました。親の苦悩、そして周りの人がいかに気づいてあげられるかの大事さが詰まっています」と語った。饗庭と華子、増野環（松田元太）は、どのように木下に寄り添い、救う方法を模索していくのか。

　3年前、財務省の職員だった饗庭の目の前で、同期の奥林（結木滉星）が庁舎屋上から飛び降りた。奥林は一命を取り留めたが、脳に重い障害が残っている。なぜ飛び降りたのか、理由がわからない饗庭は、飛び降りる直前の奥林と一緒にいた相楽（本郷奏多）を問い詰める。

　そんな中、みゆきの市では、親子向けハロウィーンイベントが開かれる。大勢の親子でにぎわう会場には、「子育ての街」をアピールしようとする市長・米田（佐戸井けん太）や副市長･相楽も来場し、イベントを仕切る保育課長･町田（坂田聡）は上役たちのご機嫌取りに必死だった。

　饗庭や華子ら納税課もカボチャの仮装でお手伝いしていると、お絵描きコーナーで子ども同士のちょっとしたイザコザが起こる。保育園児が描いた家族の絵を、別の保育園に通う園児が破ってしまったのだ。保育課の板谷（中田クルミ）がその場をなんとか収める。

　イベントの後、饗庭は後輩の増野から、住民税を滞納しているシングルファーザー･木下の件で相談を受ける。木下は1年前に妻を病気で亡くして以来、義母（栗田よう子）に頼らず、保育園に通う子ども2人を男手ひとつで育てているが、仕事と育児に追われて税金のことまで手が回らず、滞納額が膨れあがっている。

　家に行っても会えないため、饗庭と増野は保育課に協力を仰ぎ、保育園への迎えのタイミングを狙って木下に会おうとする。すると、そこにSNSで話題の瀬戸知宏（見津賢）が息子の迎えに来る。木下と同じシングルファーザーの瀬戸は仕事と育児を完璧にこなし、SNS上で「理想のシングルファーザー」と称賛されている。

　そんな瀬戸とは大きく違い、仕事と子育ての忙しさに疲弊する木下。どうにかして力になりたい増野だが、木下から「役所を頼るつもりはない」と突っぱねられ、自分の無力さを痛感して落ち込んでしまう。さらに、離婚してシングルマザーになったことで税金が払えないと言う出渕恵美（大西礼芳）が、税金の執行停止を求めに納税課へやってくる。