二宮和也（嵐）、中谷美紀、大沢たかおがトリプル主演を務める、フジテレビ系の10月期“月9ドラマ”『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』（10月9日スタート、毎週月曜　後9：00〜後9：54※初回は30分拡大）の制作発表記者会見が23日、都内で行われた。主演を務める3人のほか、計17人のキャストが一堂に会し、二宮いわく「レアな会」が開催された。

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　同作は、クリスマスイブという“たった1日”の出来事を1クールかけて描く謎と愛と奇跡の物語となっている。主人公は別々の人生を歩んできた、全く関わりを持たない3人の男女。劇中では、3人の物語が同時並行で進行し、次第に運命の交錯へと導かれていく。第1話から張られる伏線は、最終話ですべて回収され、映像、せりふ、表情すべてがヒントとなるという。

　イベントには、主演3人のほか、「逃亡編」より中川大志、松本若菜、中村アン、江口洋介、「地方テレビ局編」より福本莉子、小手伸也、加藤諒、大水洋介、丸山智己、梶原善、「レストラン編」より桜井ユキ、井之脇海、今井英二、すべてが謎の男・真礼を演じる佐藤浩市が登壇した。

　今作は、まだ明かされていないことも多いため、登壇者もネタバレを考慮しながらのトークセッションとなった。注目ポイントを問われた二宮は「いやー」と言えない部分が多すぎて困惑。「ドラマ全体の構図。1時間に3本分が見られるのは負荷がかかりますが、今までになかったんじゃないかなと。“オートザッピング”というようなかたちで、作品がどんどん変わっていくので、楽しんでいただけたらと思います」と力を込めた。

　大沢は「逃亡編」「地方テレビ局編」について「まったく見てないし、わからないので、視聴者と一緒にオンエアで見ることしかできない。今からワクワクドキドキしています。真礼ともどこかでは絡むとは聞いているのですが、内容は教えてくれないので、どうやって絡むのか。二宮さんも中谷さんもどう絡んでいくのか楽しみながら、ドラマを見ながら、撮影にも臨めたらなと思います」とコメント。「最終回はハッピーになってほしい」と願いを語った。

　中谷も「詳しく伺ってないんですよね。事件を追うごとに愛の片鱗も見えつつ、奇跡につながると伺ってるんですけれど、大沢さんと何かあるのか、二宮くんの何かあるのか、あるいは蜜谷さん（江口）とは…、ないだろうな。いろいろあるんです、伏線がちりばめられているので、ご覧いただかないとわからないので、すべての回をくまなくご覧いただきたいです」と呼びかけた。

　イベント終盤、MCの伊藤利尋アナウンサーが会見を見守っていたプロデューサーの成河広明氏を直撃。“たった1日”の出来事を1クールかけて描く「謎と愛と奇跡の物語」と銘打った同作について、考察のヒントを問うと「登場人物の名前ですかね？」と答えていた。

【登場人物一覧】
■二宮和也
12月24日午前0時をまわった深夜、横浜・山下埠頭（ふとう）で銃殺事件が起き、容疑をかけられる記憶喪失の男・勝呂寺誠司（すぐろじ・せいじ）。失われた記憶をたどりながら事件の真相を探っていく。

■中谷美紀
横浜・山下埠頭（ふとう）で起こった銃殺事件の現場に直行するローカルテレビ局「テレビ横浜」の報道キャスター・倉内桔梗（くらうち・ききょう）。報道番組『日曜NEWS11』をけん引してきたが、突如番組の打ち切りを告げられる。

■大沢たかお
老舗レストラン「葵亭」の臆病で頑固なシェフ・立葵時生（たちあおい・ときお）。代々受け継がれてきたデミグラスソースを大切に守ってきたが、クリスマスディナーの仕込み中、絶体絶命のピンチに襲われる。

■江口洋介
警視庁組織犯罪対策部の管理官・蜜谷満作（みつたに・まんさく）。横浜にはびこる国際犯罪組織の撲滅にすべてをささげてきたが、いまだその任務は果たせずにいる。

■佐藤浩市
愛犬・フランを飼っていること以外、すべてが謎に包まれた男・真礼（まれい）。神出鬼没でふらふらと街を徘徊する。

■中川大志
蜜谷が追う国際犯罪組織の2代目ボス・笛花ミズキ（ふえはな・みずき）。各国の犯罪グループと手を組んで違法薬物の密輸、密売を行っている。

■松本若菜
神奈川県警関内署刑事課の刑事・狩宮カレン（かるみや・かれん）。所轄の刑事として埠頭（ふとう）の事件現場へ駆けつける。

■中村アン
逃走中の誠司の前に突如現れる謎の女・八幡柚杏（やはた・ゆあん）。誠司の味方なのか、敵なのかは不明で、接触を図る目的がある。

■福本莉子
地方テレビ局「横浜テレビ」の新人記者・立葵査子（たちあおい・さこ）。

■小手伸也
「横浜テレビ」報道制作局長の折口康司（おりぐち・こうじ）。桔梗にとって唯一の入社同期で、記者時代から苦楽を共にしてきた盟友。

■加藤諒
「横浜テレビ」のスタッフ・前島洋平（まえじま・ようへい）。

■大水洋介
「横浜テレビ」のデスク・黒種草二（くろたね・そうじ）。口がうまく八方美人。

■丸山智己
「横浜テレビ」新社長・筒井賢人（つつい・けんと）。横浜テレビの大株主である銀行から、経営改革のためにやってきた。社長に就任して早々、大なたを振るう大改革を行う。

■梶原善
「横浜テレビ」のベテランカメラマン・国枝茂雄（くにえだ・しげお）。

■桜井ユキ
「葵亭」で働くソムリエール・竹本梅雨美（たけもと・つゆみ）。

■井之脇海
「葵亭」の厨房で働くアルバイト・細野一（ほその・はじめ）。

■今井英二
警察官の山田隆史（やまだ・たかし）。「葵亭」に突然見知らぬ男が侵入してきたことで、警部補の狩宮カレン（松本）から、「葵亭」にしばらく居るように命じられる。

■栗原英雄
「葵亭」で働くベテランギャルソン・蛇の目菊蔵（じゃのめ・きくぞう）。