俳優・芳根京子(26)が9日、都内で行われたデビュー10周年記念写真集『京』(ワニブックス刊)の発売記念イベントに出席した。実は、この日が初のファン交流イベントということで「今まで舞台あいさつはありますが、私個人としては初めて。どうぞ、よろしくお願いします!」とフレッシュにあいさつし、「10年、頑張ってきてよかった!」と胸を張った。 トークセッションでは、10年間のキャリアを振り返り、特に印象深い作品を問われて、初主演ドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系、2015年7月期)を挙げた。「『表参道高校合唱部!』からファンになりました!という方が多い。思い出深い作品で、10周年により一層大切な作品になりました」としみじみ。 さらに「とにかく歌の練習が多かった。撮休の日は合唱部のみんなとTBSで歌の練習でした」と当時を振り返りながら「電車移動だったんですけど、TBSの受付で入館証をもらうときに『表参道高校合唱部!の芳根京子です』と。部活の練習で来た人みたいで、あれも青春だったなと思います(笑)」と懐かしそうに語った。 朝ドラ初ヒロインの大役を務めた連続テレビ小説『べっぴんさん』(16年後期)では、「『あなたがヒロインです』と伝えられたときは、理解が追いつかなくて…。ただ、あまり褒めないマネージャーさんが、二人きりになったときに『おめでとう!』と言ってくれて、そこで褒められたのが実感の湧いたタイミングでした。今でも鮮明に覚えています」と感慨深げに回想した。 同写真集は、“女優の芳根京子”と、“女優にならなかった場合の芳根京子”という2人の京子が実在したら…というテーマで構成されており、タイトル『京』は、芳根の名前はもちろん、左右対称の文字で、2人の京子が表裏一体の関係だということを表わしている。