俳優の矢本悠馬が、人気漫画『ゴールデンカムイ』（金カム）の実写映画（2024年1月19日公開）に出演することが決定した。白石由竹役を務め、主人公・杉元佐一役の山崎賢人（※崎＝たつさき）、アシリパ役の山田杏奈らと共演する。これにネット上では、一部で「錦鯉の長谷川さんじゃなかった（笑）」などの声があがっている。

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　白石は“脱獄王”の異名を持つ天才脱獄犯。2022年4月に展覧会「ゴールデンカムイ展」の内覧会イベントに登場した際、お笑いコンビ・錦鯉の長谷川雅紀は白石のコスプレ姿で登場しており、当時発表されたばかりの『ゴールデンカムイ』実写映画について「僕に白石役を！」と意欲を見せていた。そんな姿を見て相方の渡辺隆は「もう、（白石）そのもの。脱獄犯」と爆笑していた。

　当時ネット上でも「似てる（笑）」「演技力わからないけど、作中にいそうなキャラだから映画に出て欲しい！」などの声があがっていた。

　しかし今回、白石役は矢本となり、ネット上では「白石は長谷川さんだと思っていた」「金カムのイベントに出ていたんだから、映画にちょい役で出せてあげて！」「ゴールデンカムイのキャラはみんな強烈だけど、長谷川さんも全然負けてないから映画出演期待しています！」などの声が出ている。

　そのほかのキャストは尾形百之助役を眞栄田郷敦、白石由竹役を矢本悠馬、月島基役を工藤阿須加、二階堂浩平／洋平役を柳俊太郎（※柳＝正しくは異体字）、谷垣源次郎役を大谷亮平、牛山辰馬役を勝矢、永倉新八役を木場勝己、フチ役を大方斐紗子、後藤竹千代役をマキタスポーツ、大叔父役を秋辺デボ、鶴見篤四郎役を玉木宏、土方歳三役を舘ひろしが務める。

　初公開されたプロモーション映像は、作品の世界観を追求し北海道はもとより、全国縦断の大規模ロケを敢行したダイナミックな本編映像となっている。雪山を歩く三十年式歩兵銃を持った軍帽姿の男、少女の小さな手の中にあるマキリ（※アイヌ民族によって用いられている短刀）、そして不思議な模様の刺青をもつ男たちが登場。

　杉元（山崎）、アシリパ（山田）、尾形（眞栄）、白石（矢本）、鶴見（玉木）、土方（舘）らキャスト陣の真に迫る表情と一挙手一投足が物語に息吹を与えており、爆破シーン、肉体と肉体がぶつかり合う雪原での死闘では、山崎の高い身体能力を生かしたアクションシーンも見ることができる。

　『ゴールデンカムイ』は、明治時代の北海道を舞台に、アイヌが遺したという大金を手に入れるため、日露戦争の死線を潜り抜けた元軍人の杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパと行動をともにし、一攫千金を夢みる物語。

　原作漫画は「週刊ヤングジャンプ」で2014年〜2022年にかけて連載され、「マンガ大賞2016」など数々の漫画賞を受賞する人気作品となり、コミックスは累計2500万部を突破。テレビアニメ化（1期2018年4月〜6月、2期同年10月〜12月、3期2020年10月〜12月、4期2022年10月〜2023年6月）もされている。