俳優の北川景子（37）、吉岡里帆（30）が28日、都内で行われたWOWOW『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の完成披露試写会に参加した。

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　2人は黒い衣装で登場。北川はオフショルダーのドレスで、鎖骨をチラ見せ。吉岡はノースリーブのドレスで会見に華を添えた。

　イベントの終盤にサプライズで湊かなえ氏が登場。今月22日に誕生日を迎えたばかりの北川へ花束をプレゼントした。湊氏は「主演の北川さんから1人ずつ『この方がやってくださります』と聞いて、まさかまさかの連続で完成が楽しみしかありませんでした」と明かす。

　重要なシーンの撮影現場も訪れたそうで「（北川演じる）香と（吉岡演じる）真尋が本音をぶつけ合う1番大切な場面。私が行ってぶち壊しになるんじゃないかと心配したのですが、2人が向き合った場面を見ただけで、この作品は幸せだな、という確信がありました。早く完成を見たい、と。書いている時も漠然と香と真尋の姿がありましたけど、一瞬で上書きされました」と絶賛した。

　北川は「その日は1日、同じロケ場所にこもって2人で会話合戦。いつもより緊張して場に入ったんですけど、湊先生が来られて現場が明るい雰囲気になった」と語る。「お話をさせていただいたり、一緒に写真を撮っていただいたんですけど、その時の雰囲気が柔らかくて、私たちが、この作品に参加することを歓迎してくださっているのかなと感じた。先生が来てくださったことで、あのシーンがよりよいものになったような気がしています」と感謝した。

　吉岡も「本当にサプライズでビックリしてしまった」と振り返る。「先生が書かれた本を演じる現場を先生がご本人に見られる緊張感がすさまじかった」とぶっちゃけながら「あんまりしちゃいけないんですけど『合ってますか？』と答え合わせしたくなりました」と照れ笑いを浮かべていた。

　会見には、竹内涼真、黒木瞳、内田英治監督も参加した。

　人気作家・湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編『落日』の実写化。キーワードは“裁判”と“映画”。新進気鋭の映画監督・長谷部香役を北川景子、新人脚本家・甲斐真尋役を吉岡里帆が演じ、2人が映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていく。15年前の事件の真相を追うことは、重い十字架を背負う主人公たちが抱える過去と向き合うことを意味していた。登場人物たちの魂の叫び、そして、香と真尋がたどり着いた衝撃の真実とは。

　9月10日午後10時からWOWOWで放送・配信される。