ピン芸人・オジンオズボーン篠宮による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第42回は、最終話を迎えた「令和仮面ライダー」第4作の『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日系、毎週日曜 前9:00、9月3日スタート)の推しポイントを力説する。
本日で仮面ライダーギーツが最終回。これを書いてる時点ではまだ放送されていないので(ツムリが英寿に向けて発砲した後どうなってるが気が気ではない)最終回のことについてはまた別の機会に書くとして、今回は個人的にギーツのなにが面白かったのかをあげていきたいと思います。
まずは作品の構造が最高でした。大きな縦軸にそって進みながらもデザイアグランプリごとに区切られていくストーリー。「黎明」から始まったギーツの物語でしたが、2話目のタイトルに「邂逅I」とついてたのを見て構造をざっくりとではありましたが把握したのももう一年前。そこから「謀略」「乖離」「慟哭」「慕情」「創世」と区切られていきギーツは大きく分けて7つの展開があり、最終回のタイトルの頭にはまた「黎明」が。
今までももちろん「〜編」というのはあったんですがこのボリュームで、しかもわかりやすくタイトルでしっかり区切りを示したのはギーツが初めてです。それぞれの大きなくくりに「F」がついたその編の最終話が放送されることは予告の段階でわかるわけで、当然腹をくくってみるわけですが、気持ちの準備をして見てみても想像を超えてきた展開にどんどんのめり込んでいきました。
また、これまでの作品でも世界が作り変えられることはあったんですが、ギーツでは頻繁に世界が作り変えられていくのが斬新で、その一つの世界しか登場しない仮面ライダーがいたのも、デザイアグランプリを演出するのに欠かせない要素の一つでした。
フォームチェンジ時、ベルトに差し替えて使うレイズバックルも前半時にはデザイアグランプリ内のミッションをクリアすることでゲットできるものでしたが、ブーストバックルが一回の使用で手元から離れていってしまう設定のため希少性が生まれ、ギーツの基本フォームであるマグナムブーストをなかなか拝むことができない時もありました。だからこそマグナムブーストになった時に興奮が生まれ基本フォームであるのにもかかわらず高揚感が生まれました。
ギーツたちの戦いがリアリティショーとしてたくさんのオーディエンスに見られていたというのも衝撃でした。現実世界の自分達もいわばオーディエンスなわけで、がっつりではありませんがほんのりメタフィクションを感じる構図に、こんなアプローチの仕方もあるんだと驚きました。
はるか未来の人類がゲーム感覚で過去の人間たちの生き残りかけた戦いをショーとして見物してる様や、何度も何度も作り変えられていく世界を見て、一体現実はどこなんだ?と戸惑うこともありましたが、この時代自体を守ろうとする英寿たちの思いは一貫しており、ギーツのスケールの大きさをまざまざと感じました。
ストーリーが進むにつれて次第にし烈さを極めていく中、この夏に公開された映画『4人のエースと黒狐』や昨年末の『MOVIEバトルロワイヤル』では本編のハードさとは打って変わって思いっきり快活なエンタテイメントに仕上がってるのもギーツの特徴と言えるかもしれません。
新機軸をあらゆるところに盛り込んだギーツが及ぼす今後の作品への影響が楽しみです。
本日で仮面ライダーギーツが最終回。これを書いてる時点ではまだ放送されていないので(ツムリが英寿に向けて発砲した後どうなってるが気が気ではない)最終回のことについてはまた別の機会に書くとして、今回は個人的にギーツのなにが面白かったのかをあげていきたいと思います。
今までももちろん「〜編」というのはあったんですがこのボリュームで、しかもわかりやすくタイトルでしっかり区切りを示したのはギーツが初めてです。それぞれの大きなくくりに「F」がついたその編の最終話が放送されることは予告の段階でわかるわけで、当然腹をくくってみるわけですが、気持ちの準備をして見てみても想像を超えてきた展開にどんどんのめり込んでいきました。
また、これまでの作品でも世界が作り変えられることはあったんですが、ギーツでは頻繁に世界が作り変えられていくのが斬新で、その一つの世界しか登場しない仮面ライダーがいたのも、デザイアグランプリを演出するのに欠かせない要素の一つでした。
フォームチェンジ時、ベルトに差し替えて使うレイズバックルも前半時にはデザイアグランプリ内のミッションをクリアすることでゲットできるものでしたが、ブーストバックルが一回の使用で手元から離れていってしまう設定のため希少性が生まれ、ギーツの基本フォームであるマグナムブーストをなかなか拝むことができない時もありました。だからこそマグナムブーストになった時に興奮が生まれ基本フォームであるのにもかかわらず高揚感が生まれました。
ギーツたちの戦いがリアリティショーとしてたくさんのオーディエンスに見られていたというのも衝撃でした。現実世界の自分達もいわばオーディエンスなわけで、がっつりではありませんがほんのりメタフィクションを感じる構図に、こんなアプローチの仕方もあるんだと驚きました。
はるか未来の人類がゲーム感覚で過去の人間たちの生き残りかけた戦いをショーとして見物してる様や、何度も何度も作り変えられていく世界を見て、一体現実はどこなんだ?と戸惑うこともありましたが、この時代自体を守ろうとする英寿たちの思いは一貫しており、ギーツのスケールの大きさをまざまざと感じました。
ストーリーが進むにつれて次第にし烈さを極めていく中、この夏に公開された映画『4人のエースと黒狐』や昨年末の『MOVIEバトルロワイヤル』では本編のハードさとは打って変わって思いっきり快活なエンタテイメントに仕上がってるのもギーツの特徴と言えるかもしれません。
新機軸をあらゆるところに盛り込んだギーツが及ぼす今後の作品への影響が楽しみです。
2023/08/27