新海誠監督による劇場アニメーション『言の葉の庭』（2013年）の公開から10年の節目となる今年、イギリスと日本で2つのカンパニーがそれぞれ制作する英日連携企画、舞台『言の葉の庭〜The Garden of Words〜』より、11月の東京公演のメインビジュアルが完成。8月10日よりPark Theatreで始まったロンドン公演の舞台写真開も到着した。

【写真】その他の写真を見る

　秋月孝雄役に岡宮来夢、雪野百香里役に谷村美月、2人が主演を務める東京公演のメインビジュアルは、原作映画の中でも印象的な、雨の庭園に佇む2人の姿を描いたものとなっている。東京公演は11月9日〜19日、品川プリンスホテル ステラボールにて上演される。

　イギリスのWhole Hog Theatreが制作するロンドン公演は、8月10日よりPark TheatreにてHiroki Berrecloth、Aki Nakagawaの主演により上演中。ロンドン公演・東京公演とも、演出はイギリスの新進気鋭の演出家、アレクサンドラ・ラターが手がけており、ロンドンの観客からは「舞台美術の美しさに、映像と音楽、キャストの繊細な演技が見事に融合していた」、「パペットを象徴として使った演出が印象的で、原作が描こうとしたテーマに忠実でありながら、演劇としてスタイリッシュに表現されていた」といった感想が寄せられている。

　演出のアレクサンドラ・ラターは「ロンドンにて、舞台『The Garden of Words』の世界初演を開幕できたこと、そして日本からのチームをPark Theatreにお迎えできたことはとても光栄なことでした。9年前に作品のアイディアを抱いてから、こうしてやっと結実した舞台を見て本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、英日2人の孝雄が一緒にいる姿を見るのはとても特別で、2人がすごく仲良くなっている様子はうれしいものでした！ロンドン公演のキャストのうち、秋月孝雄役のHiroki Berrecloth、相沢祥子役のShoko Itoの2人は今作が初のストレイトプレイへの出演でした。そんな2人をキャスティングできたこと、そして2人が舞台で輝く姿に喜びと興奮を覚えました」とコメントを寄せている。