8月9日は、70年以上の長きにわたり世界中のファンに愛されてきた『ムーミン』の原作者トーベ・ヤンソンの誕生日にちなんで「ムーミンの日」とされている。そんな2023年の「ムーミンの日」に、新作パペットアニメーション映画『ムーミンパパの思い出』の公開（12月29日）決定が発表された。おなじみのキャラクターたちを、高山みなみ、大塚明夫、子安武人など、なつかしの声優陣が勢ぞろいして演じる日本語吹替版も制作される。

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　愛くるしく個性的なキャラクターたちが織りなす物語は小説、コミックス、絵本のみならず、映画、テレビアニメ、キャラクターグッズで親しまれ、日本でも大人気の「ムーミン」。

　本国フィンランドにて制作された完全新作は、トーベ・ヤンソン原作の小説『ムーミンパパの思い出』を元に、若い頃のムーミンパパの大冒険を通して、スナフキンの親・ヨクサルやスニフの親・ロッドユール、リトルミイら個性的な仲間たちとの出会いや友情が描かれる。さらにムーミンパパとムーミンママとの馴れ初めなど、ムーミンキャラクターたちの知られざる過去を知ることができるファン必見の一作だ。

　ある日、ムーミントロールはベッドでムーミンパパから若い頃の冒険話を聞くことに――。みなしごホームで育った若いムーミンパパはある日、思い立ってホームを抜け出して冒険に出る。若いムーミンパパは道すがら、発明家のフレドリクソン、ガラクタばかり集めていつもあたふたしているロッドユール（スニフの父親）と出合い、意気投合。フレドリクソンは新たに完成した「海のオーケストラ号」という船を皆にお披露目する。

　船に乗り込んでみると、中には勝手に船に忍び込んだ、気ままなヨクサル（スナフキンの父親）も。竜のエドワードの助けもあって、楽しい仲間たちは大航海へ出発する。旅先ではミムラの娘やリトルミイと出会ったり、気弱なオバケと交流したり、いたずら好きな王様にプレゼントをもらったり…。ドキドキな大冒険は、まだ始まったばかりだった。

　声優キャスト陣には、ムーミントロール／若いパパ役の高山、ムーミンパパ役の大塚のほか、スニフ／ロッドユール役の中尾隆聖、スナフキン／ヨクサル役の子安武人、リトルミイ／ミムラの娘役の佐久間レイ、スノークのおじょうさん役のかないみか、など平成版「ムーミン」シリーズの人気レギュラー声優が大集結。

　解禁となった特報は、「パパ、冒険の話を聞かせて」というムーミントロールに「実に波乱万丈だった」とムーミンパパが答え、冒険へ出発する若いパパと仲間たちとの出会いが描かれる。大海原を越え、奇妙な森へと、“いまも胸でかかがく”宝物のような冒険へ向かうワクワク感たっぷりの映像となっている。

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