俳優の駒木根葵汰、塩野瑛久、新人・越山敬達ら出演で、田中相のグルメ漫画『天狗の台所』を実写ドラマ化。BS-TBSの10月期新作ドラマとして10月5日より放送されることが決定した（毎週木曜　後11：00〜11：30、全10話）。

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　原作は月刊漫画誌「アフタヌーン」（講談社）にて2021年より連載中。天狗の兄弟と取り巻く仲間たちの、ファンタジックでおいしいスローライフを描いた作品で、単行本は重版が決定するなど、この先の物語の展開にも期待が高まっている。

　ニューヨーク育ちの少年・オンは、ある日自分が天狗の末裔だと知らされる。天狗のしきたりにより、14歳の1年間、日本で暮らす兄・飯綱基（いづな・もとい）と隠遁生活を送ることに。天狗といっても特別な力はなく、兄の関心は、もっぱら日々の食と素朴な暮らしに向けられるのだった。

　ある時、基の背中には天狗の末裔でも珍しい、羽が生えていることを知る。そして、基の飼い犬・むぎが話しかけてくると、自分にも動物としゃべれる特殊な能力があることに気づくオン。素朴だが丁寧な料理を作る兄・基と暮らすうち、弟・オンは何気ない瞬間や季節の食材を愉しむことを知り、かたくなだった心をほぐしていく。

　ドラマの主人公・飯綱基を演じる駒木根は、SNSで「イケメン高校生」と話題になり2018年にデビューして以来、恋愛リアリティ番組やテレビドラマ、映画等多数出演。中でも戦隊シリーズ『機界戦隊ゼンカイジャー』をきっかけに幅広い層から支持されている。直近ではドラマ『差出人は、誰ですか？』や『星降る夜に』、映画『ネメシス』などの話題作でも存在感を放っている。

　22年11月より劇団EXILEに加わった塩野が演じるのは、基の幼なじみである愛宕有意（あたご・ゆい）役。そして、基の弟・オン役を、オーディションにより161人の応募者の中から選出された、14歳の越山が演じる。

　「現在、豊かな自然に囲まれた地で、厳しい暑さにも負けず絶賛撮影中」（守澤崇プロデューサー／BS-TBS コンテンツ編成局）とのこと。実際に人が住んでいる日本家屋で撮影を敢行し、畦道の撮影など、リアルな実景の中、おいしそうな料理が並ぶ新しいグルメドラマが誕生する。

■駒木根葵汰（飯綱基 役）のコメント

　『天狗の台所』の主人公を任せていただけると聞いた時は、うれしさと初めての漫画原作作品ということで不安が入り混ざっていました。僕演じる基は天狗の末裔であり、自然をこよなく愛する人間です。穏やかで優しさ故に、時折冷たく感じる事もありますが、その裏側には人間らしい感情がしっかりとあります。

　羽は事前に3Dスキャンで僕の体を記録して作っていただいた僕だけの羽です！　初めてつけた時はとても興奮しました（笑）。今回は大好きな犬もいますし、大自然の中での宿泊撮影なので、より密度の濃い夏になりそうです。忙しない現代でこそ丁寧な暮らしが必要だと思います。この作品が、皆さんの安らぎの場所になればとチーム全員で作り上げていきます。是非、ご覧下さい！

■塩野瑛久（愛宕有意 役）のコメント

　ドラマ「天狗の台所」出演決定を聞き、とてもありがたいです。自然の豊かさに触れ、大地の恵みに感謝しながら撮影できるのを楽しみにしています。僕の演じる愛宕有意は天狗家の中でも一番権威のある家に生まれながらも、気さくで面倒見が良く人の気持ちに寄り添える心を持っています。不器用な兄弟の橋渡し的存在になれるよう、フラットに演じていきたいと思います。

　忙しない日々を送る中で、少し立ち止まってめいっぱい深呼吸したくなるような作品にできたら嬉しいです。自然と食を通してゆっくりと紡がれていく絆を見届けてください。

■越山敬達（飯綱オン 役）のコメント

　ドラマ『天狗の台所』でオン役を演じます、越山敬達です。オンはニューヨーク育ちの天狗の末裔で基の弟なのですが、僕も実際に弟で、都会っ子なところや、虫が苦手なところなど、自分とオンに似ているところがあったので、今回このドラマに出演することが決まった時はとてもうれしかったです。

　おいしそうな料理がたくさん登場するのが見どころで、僕もその料理を食べるのが今から楽しみです（笑）。オンが基との生活を通して、どう変わっていくのかも注目してみてください！　一緒にスローライフを楽しみましょう。