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作家・小田雅久仁氏の最新作『禍(わざわい)』が、12日に新潮社より刊行される。2021年、9年ぶりの単行本となる『残月記』で、2022年本屋大賞7位入賞を果たしたほか、第43回吉川英治文学新人賞と第43回日本SF大賞で、史上初の「W受賞」を達成。いま最も次回作を待望される作家の最新作が披露されるが、これに先立って、Netflixで世界的ヒットとなった『呪詛』監督ケヴィン・コー氏、2018年に台湾で大ブレイクした『縄の呪い』監督リャオ・シー・ハン氏からコメントが到着した。 ケヴィン・コー氏は「凄まじい。読み進むほどに作者と心が溶け合い、離れられなくなる驚異的な作品だ」、リャオ・シー・ハン氏は「恐怖は極めて個人的で密かな体験だ。『禍』を読んで、何度も眠れぬ夜を過ごし、心の奥深くに秘めた恐怖が再び呼び覚まされるようだった」と呼びかけている。

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