シンガー・ソングライターの嘉門タツオ（64）が29日、自身の公式サイトを更新。1月下旬に起こした飲酒運転による追突事故について、道交法違反（酒気帯び運転）罪で略式起訴され罰金を納付したことを報告した。また過失運転致死傷については不起訴となった。

　嘉門は「本年1月に私が起こしました交通事故について、刑事事件における私に対する処分が出ましたので、ご報告させて頂きます」とし、「道路交通法違反（酒気帯び運転）につき、略式起訴され、裁判所より罰金の納付を命じられ、その納付を完了しました。また、過失運転致傷につきましては、不起訴となりました」と伝えた。

　「被害者の方のお怪我につきましては、全治約7日という診断内容が変更となる可能性は当初からあり、被害者の方は現在も通院、治療を継続されております。引き続き、お詫びするとともに私にできる限りのことをさせて頂く所存です」と謝罪。「自身の自覚のない行動を恥じ、タレント活動を続けて良いのか、ステージに再び立って良いのか、と自問自答し続けています。今後の自身の活動につきましては、猛省しつつ精進したいと考えております」と明かした。

　また「弁護士を通じ被害者の方と改めてお話しさせて頂いた際、私の今後の活動を応援してくださるとのお言葉を頂きました。被害者の方には、重ねて申し訳なく思うとともに、深く感謝申し上げます。二度と今回のような間違いを起こさないことをお約束致します。今後ともご支援を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます」と語った。

　嘉門をめぐっては一部メディアで3月中旬、嘉門が飲酒運転し、人身事故を起こしたと報じられた。事務所関係者はORICON NEWSの取材に対し「人身事故を起こしたのは事実です」と説明。嘉門本人は被害者に謝罪し、深く反省しており、刑事・行政処分を待っているとし、まずは被害者への対応を最優先にすると回答していた。その後、嘉門は4月に公式サイトで飲酒運転による追突事故を起こしたことを正式に報告し「本当に申し訳ございませんでした」などと謝罪した。