24日にボクシング・WBAスーパーフライ級タイトルマッチ(東京・大田区総合体育館)で、WBA同級正規王者のジョシュア・フランコと対戦するWBO同級王者の井岡一翔(34)と、同日にフランスで行われる『Impact in Paris』でISKA世界スーパーライト級王者のベイリー・サグデンと対戦する武尊(31)が15日、東京・目黒の志成ボクシングジムで対談を行った。 競技は違うが、ロックバンド・ONE OK ROCKのTAKAの紹介で2017年ごろからプライベートで交流がある2人は、これまで「自然体」で楽しい時間を共有してきた。この日は久しぶりの再会となり、笑顔でハグを交わすと初対面のエピソードも披露。武尊は「緊張してあまりしゃべれなかった」というが「初めて会った時にスーツをプレゼントしてくれた」と振り返った。 井岡は「懐かしいな!」と自然と笑顔に。会話の流れで、試合にまつわる会見の話題となり、井岡は「いいスーツ着たほうがいいよ!」とアドバイスを送った。「ただ単に年上というだけなんですけど。そういう話をするなら自分なりにプレゼントをした方がいいかなって。その場の話で終わって、口だけは嫌やったので、すぐに連絡した」と会う約束をして、井岡の通うテーラーでスーツを仕立ててくれたそう。 武尊は「カッコいいなと思った。格闘家で、そこまでできる人はなかなかないない」と尊敬の眼差しで先輩を称える。縁がめぐりめぐって、今回は同日に試合を行うことになった。井岡は「まさか、こういうご縁あるとは思わなかった」としみじみ語り、武尊も「競技が違うので一緒になることはないと思っていた」とうれしそうに語っていた。