メンズノンノ専属モデル・俳優の鈴木仁が、アイドルグループ・乃木坂46の山下美月とW主演を務めるテレビ東京ドラマプレミア23『さらば、佳き日』（12日スタート、毎週月曜　後11：06）の取材会に参加し、作品の魅力について語った。

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　同作は、文乃ゆき名義で発表した『ひだまりが聴こえる』で話題を呼んだ茜田千氏の同名漫画が原作。地方都市に引っ越してきた主人公の広瀬晃（山下）と広瀬桂一（鈴木）は、新婚夫婦として仲むつまじく穏やかに生活をするが、実は兄妹。秘密を抱えた2人を取り巻くさまざまな人間関係を描く。

　鈴木は「今までとは違った新しい恋愛作品に挑むということで、楽しい気持ちもありましたし、ただ明るい作品ではなく、深みのある無言の間や互いを思う心の動きがある作品なので、どう向き合っていこうかという悩みもありました」と告白。「恋愛要素はありますが、“兄妹”ということは、忘れずにいないといけない。そこが作品の軸になっている」と分析した。

　鈴木が演じる・桂一は、頼りないが心優しい性格で、絵本の出版社で働く晃の3歳年上の兄。「家事はちゃんとやります！ひとりでも生きていける人間ではあると思います」と桂一と自身の違いをアピールしつつ、「フラットに生きているようで、『17年間、兄を演じていた』など節々に出てくる印象的なせりふもある。人との接し方を考えていて、器用な部分もある人間」だと桂一の生きざまに思いをはせた。

　妹を演じる山下については「晃のさびしげな目線や笑顔が伝わってくるおかげで、自分も役を作れていると思うので、一緒にできて良かった」と感謝。そして「取材があると伝えたら、『私の印象を聞かれたら、すてきな女性でしたって答えてね』って。今、そのままお伝えしました」と温かい撮影の雰囲気が伝わるエピソードも飛び出した。