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石川界人&瀬戸麻沙美&久保ユリカ「青春は今だけ!」 後悔ある友達作りや部活動…『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』インタビュー

 6月23日に公開されるアニメ『青春ブタ野郎』シリーズの新作劇場アニメ『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』。兄と同じ高校を受験したいという大きな決断をした花の物語が展開され、梓川咲太役・石川界人、桜島麻衣役・瀬戸麻沙美、梓川花楓役・久保ユリカに見どころなどを聞いてみた。

『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』出演キャストの石川界人、瀬戸麻沙美、久保ユリカ (C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』出演キャストの石川界人、瀬戸麻沙美、久保ユリカ (C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

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 『青春ブタ野郎』シリーズは、空と海が輝く町・藤沢を舞台にした切なくも瑞々しい思春期ファンタジー。アニメは2018年10月に『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』が放送され、その続きとなる劇場アニメ『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』が2019年に公開。新作アニメは青ブタ<高校生編>完結の物語となり、『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』の劇場公開も決まっている。

 今作『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』は、高校二年生の三学期を迎えた主人公の梓川咲太と先輩で恋人の三年生・桜島麻衣が高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった中、長年、自宅から一歩も出ずに過ごしていた咲太の妹・花楓が、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける物語。「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」、それは花楓にとって大きな決意。極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。『かえで』から『花楓』へ託された思い…二人で踏み出す未来を描く。

『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』 (C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』 (C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

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――3月に予告映像が公開されると、「これだけで泣ける…」など大きな反響を呼びました。改めて映像を見た感想を教えてください。

【石川】 青ブタの魅力のひとつとして、キャラクターの表情がいきいきと描かれていることがあります。今回のPVは特に“かえで”と“花楓”で表情が全然違い、咲太を演じている身としては複雑な気持ちがありました。どちらも頑張っている姿で、同じ人物だというのを強く感じました。

【瀬戸】 かえでが外にいるのが不思議な感覚になったPVでした。これから起きる展開を知っているからこそ感動したのかも知れませんが、目頭が熱くなったのを覚えています。

【久保】 あのPVは、“『おでかけシスター』をどのように描くのか”を短い時間でまとめていて、「かえで」と「花楓」の存在、感動的な音楽。気づいたら泣いていました。中でも葛藤しているシーンが後半に使われていたのですが、原作や台本を読んだ時や収録時を思い出して、「これ、本編全部見たらどうなってしまうのだろう…」と想像して、胸が締め付けられました。

(C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

(C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

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――映像を見て感動したということですが、台本を受け取った時からも感動したように思います。

【石川】 「原作をここまで落とし込んだか!」と驚きました。原作は重たい内容ですし、関わる人物も多いので、劇場版1本でまとめるのは難しいと感じていました。それが台本を読んで、キャラクターたちが影響しあって今回の結末になったと伝わる内容でした。

【瀬戸】 ストーリーは知っていたので、軽い気持ちで読むことはできない台本だと思い、しっかりと気持ちを作って読みました。これまでの物語は、咲太がみんなに手を差し伸べてきた物語でしたが、今回自分の身内のことで苦しむ姿が描かれていて、それに対して今まで関わってきた人物が力になる物語が印象的でした。

【久保】 原作の良さを限界まで台本に落とし込まれていることに感激しました。特に咲太が花楓のことで慌てるシーンは、リアリティーを強く感じました。「うわぁー!」と走って、電車に乗ったあとに「ふぅ…」と息を出すところは、妙にリアリティーがあって…。息づかいの演技になると思ったので、台本を読んだ時「石川大先生がうまく表現するんだろうな〜」とニヤニヤしていました(笑)

 家で台本を読んでいると「このシーンはこんな風に演じるのかな〜」とほかの役者さんの演技を妄想したりするのですが、実際の収録では、そんな私の勝手な想像を余裕で超える表現を目の当たりにして、とても刺激的でした!

(C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

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――今回は、咲太と花楓の物語がメインとなります。印象的なシーンはどこでしたか?

【久保】 中学生にとって進学する高校選びは人生において相当な出来事だと思います。花楓が「お兄ちゃんと一緒の高校に行きたいです」と言う中で、咲太は適当な返事はできないはず。あの時の咲太の一言は、花楓にとってとても大きなことだったと思いました。

【石川】 あの時の一言は確かにいろいろと考えました。花楓の人生を考えると「ダメ」というべきだったと思うのですが、咲太としては花楓が「優れていない」と思っているところに対して、「優れていないわけではないんだよ」ということを言いたかったのだと思います。

(C)2022 鴨志田 一/KADOKAWA/青ブタ Project

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――三学期となり咲太と麻衣が2人で過ごす高校生活もわずかとなりました。3人は高校時代にやり残したことはありますか?

【石川】 友達作り!

【瀬戸】 勉強!

【久保】 青春!

【3人】 (爆笑)

【石川】 高校時代は友達が少なくて…。この仕事をするようになって、いろんなところでインタビューを受ける際、「高校時代の思い出は?」と聞かれてもお答えできることが少ないんです(笑)。大人になって友人と「あのころ、こうだったよな〜」と思い出話することがないので、今となっては後悔しています。なので、今高校生のみなさんには、友達作りは大事だと強く言いたいです! でも先日、クラス会に呼ばれてうれしかったです。

【瀬戸】 私は高校在学中にお仕事をしていたので、部活動でやっていた新体操の団体競技を途中で辞めてしまったことが後悔ですかね? もっと新体操に力を入れたかったと思います。

【久保】 私も中学生時代からお仕事をしていたので、やり残したことは多々あります。ですが、現在声優として学生役を演じることもあるので、今青春を回収している気がして、すごく楽しいです!

【石川】 みんな後悔を乗り越えて強くなっているんですね…。

【久保】 でも当時、大人から「青春は今だけだよ!」と言われても、「はい、はい」とすなおに聞けなかった気がします。

【石川&瀬戸】 本当にそれ!(笑) 人生の先輩たちのアドバイスは聞くべきです!

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