俳優の天海祐希が主演を務め、6月16日に公開を予定していた劇場版『緊急取調室 THE FINAL』の公開延期が6月1日、発表された。

　東宝は書面を通じて「この度、2023年6月16日より公開を予定しておりました　劇場版『緊急取調室 THE FINAL』につきましては、総合的な判断により、公開を延期させていただく事になりました」と報告。

　「公開を心待ちにしていただいていた皆様、またご出演いただいた皆様や制作スタッフならびに関係者の皆様に、深くお詫び申しあげます」とし「なお、公開に関する情報、お求めいただいた各種前売券の取り扱いにつきましては、決まり次第、劇場版『緊急取調室THE FINAL』公式サイトにてお知らせいたします」と伝えている。

　劇場版『緊急取調室 THE FINAL』は、テレビ朝日のドラマを映画化。捜査一課の取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班＝通称・キントリ」が、一筋縄ではいかない厄介な被疑者と“言葉と心理戦による駆け引き”を繰り広げながら、事件の裏に隠された「真実」を暴いていく。今回の映画をもって、シリーズ完結となる。

　劇場版には、5月18日に病院に緊急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助（47）が出演。主演の天海演じる、警視庁捜査一課の緊急事案対応取調班（キントリ）の真壁有希子らが“ある疑惑”を知って対決に向かう、内閣総理大臣・長内洋次郎を演じていた。