モビリティリゾートもてき「ハローウッズ」と読売旅行が、親子向けの野外キャンプ型教育旅行商品「親子デジタルガキ大将キャンプ」を販売する。自然体験とデジタルプログラミング体験を融合した独自のプログラムで、親子の絆を深めながら想像力を育む内容となっている。 本キャンプは、小学校で始まっている「デジタルプログラミング学習」を通じて育まれるプログラミング的思考や態度を獲得し、AIシンギュラリティ後の社会で、先頭に立って新しい価値を創造できる人材育成を目的としている。 これまでは、火やナイフ、テントといったツールに正しく向き合い、したたかに逞しく元気に生きていく思考や態度を身に着けていくことを理念に掲げ、自然体験学習の教育プログラムが培われてきた。この文脈に、生きていくツールとしての自然体験にデジタルを組み込み、ツールとし使いこなす向き合い方や「プログラミング的思考」の基盤づくりの場と機会を提供していくとしている。 本プログラムの企画造成プロジェクトは、2016年からスタート。東京大学大学院情報学環の倉本大資研究員、CoderDojoの日本立ち上げに関わり、CoderDojo調布を主宰する石原淳也氏、ハローウッズ森のプロデューサー・代表の崎野隆一郎氏、日本野生生物研究所代表の奥山英治氏、にほんげんき株式会社などが参画し、解剖学者である養老孟司氏の賛同もいただき「火とナイフとテントとデジタル」をテーマにプログラム造成をしている。ハローウッズの「夏の30泊31日ガキ大将キャンプ」でも開催が予定されている。 今回は、「自然の中でメタバース(仮想空間)と現実を比べてみよう」と銘打ち、重さや長さ、匂いや痛みや味、温度や湿度、劣化や疲れがある現実世界と、無機質で仮想的なメタバースの2つの世界で「穴掘り」を体験し、身体と感覚の重要性を多様な角度から学ぶ。さらに、管理・整備された里山での動植物の生態観察や関心促進を目的とした里山散策プログラム、羽釜での炊飯体験など、自然体験とデジタル体験を通じて子どもたちの想像力・創造力を刺激し、成長する機会を提供していく。
2023/05/29
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