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ブックライブ、「国産クオリティ」目指し“縦読み漫画”市場に参入 『PSYCHO-PASS サイコパス』脚本家が原作担当

 凸版印刷のグループ会社であるBookLiveは、総合電子書籍ストア『ブックライブ』とアプリ『ブックライブ fun』にて、同社初のタテヨミマンガ『移植転生 レジェンダリーハーツ』を26日より独占配信した。アニメがヒットした『PSYCHO-PASS サイコパス』のノベライズや脚本を手がけた吉上亮が原作を担当している。

『移植転生 レジェンダリーハーツ』(C)吉上亮/ライブコミックス

『移植転生 レジェンダリーハーツ』(C)吉上亮/ライブコミックス

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 『移植転生 レジェンダリーハーツ』は、いじめの標的にされる病弱な高校生が、“伝説の傭兵”の心臓を移植されたことで巻き起こる学園リベンジアクション物語。強大な力に目覚めた男子高校生の逆襲が、アクション満載に描かれる。

 原作を手がけた吉上は、初のタテヨミマンガ作品のオファーについて、「日本のエンタメは、外からの新たな表現を貪欲に吸収し、自ら翻案し、我がものとすることで成長してきました。何をするにも手探りの未踏領域だからこそ、自由で挑戦的な作品づくりが経験できる」とコメント。また、「表現スタイルはマンガ寄り、制作スタイルはアニメ寄り、ちょうど両者の中間に位置する表現形式」と分析し、意気込みを語った。

 韓国で生まれた「ウェブトゥーン」をはじめ、スマートフォンに特化した縦スクロール型の漫画の世界市場規模は、2021年の約5000億円から、2028年には約3兆円を超えると予想されている(QYResearchの調査発表より)。BookLiveは今年2月、C-Routeという縦スクロールマンガの制作会社を子会社化しており、同社が運営する『ブックライブ』プラットフォームでも閲覧に対応。この市場に注力する企業は、今後も増えていくと見られている。

 同作は現在、1〜10話まで配信中。11話から14話までは毎週配信で、15話以降は隔週。アプリ『ブックライブ fun』では、23時間待つ「チャージ無料」機能によって、毎日無料で閲覧できる。

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