お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、24日深夜放送のTBSラジオ『水曜JUNK　山里亮太の不毛な議論』（毎週水曜　深1：00）に出演。人気グループ・King ＆ Princeの高橋海人（※高＝はしごだか）とSixTONESの森本慎太郎がW主演する日本テレビ系連続ドラマ『だが、情熱はある』（毎週日曜　後10：30）21日放送の第7話で、森本演じる山里亮太と富田望生演じるしずちゃんの“南海キャンディーズ”が『M-1グランプリ』決勝に挑むシーンで、漫才を完全再現したことを受け、思いをつづった。

　山里は「いやーもう度肝を抜かれたね。すごかった。今まで見ていないっていう人でもここだけでも見てほしいっていうくらい。震え上がった。伝説の『M-1』2004。結成が2年目かー26歳かー（笑）」と自身の経歴について笑いを交えて触れながら「ついにM-1のシーンが。この2人が南海キャンディーズ。再現っていう言い方は違うんだよな。漫才師役をやるって、とてつもなく難しいことだと思うんですよ。だいたいが一瞬、やっている雰囲気のところにナレーション被せたりして。それは面白くすることがほぼ不可能っていうのがあるから。このシーンを見事に、天才2人が完全再現で」と賛辞を送った。

　山里の情熱は止まらず「こんな面白いネタ書いたんだって思った。なんでそれを言うかっていうと、南海キャンディーズのネタって、うちら以外がやってもそんなに面白くないだろうなっていうネタを書かないといけないなと思っていて。ハイセンスなネタは書けないっていう劣等感があるんだけど、それを逃げ道の言い訳にしないために、この子が言っていて、オレが横にいるからウケるツッコミというのを成立させたら、攻めたネタ書けない、劣等感とか、設定センスある劣等感は帳消しにできる、オリジナリティっていうものが作り出せる、自分が天才だって錯覚できるって、思い込ませで作っていたから、より一層ほかの人がやる姿って見られなかったのよ」との思いを吐露。

　続けて「でも見たらさ、面白かったし、再現っていうか憑依なんだよね。だってさ、自分で気づかなかったもん。ヒロシゲPがさ『すごかったですね。しずちゃんが階段をひとつ飛ばすところまで再現しているのを見ました？』って言われて。登場の時に、階段の最後の段を飛ばしているんだって。まったく同じ足でタイミングで飛ばしていて。なんで飛ばしているかって、オレがかかっちゃって（歩くのが）速いのよ。追いつくために」としみじみ。

　さらに「あと、すごいのはさ、2004って、お客さんがけっこう緊張感のある中で、来たから。それで、つかみからめっちゃウケたんよ。次ので、ドカンって来た時に、オレ売れちゃうって思ったのね。売れちゃうって思いすぎて、1回ネタ飛ぶのよ。思い出すために待った間があったのよ。その間もあったのよ。慎太郎くんからも『今からこのシーンを撮ります』って連絡があったのよ。『ずっとけいこしていました』って。仕事以外の時に公園で集まってネタ合わせしてんのよ。オレたちよりやっているんじゃねーかっていうくらい。この階段を1個抜かすとか、スカーフを触るとか、間とかも全部合っているんだよ。指の開きも合っているんだよ。それはダンスの振り付けの容量で、オレが手を開いて、右がこうだったら、左がこうで、肩はこう入れるって。そうしたらさ、せりふ以外にもそういうダンスの部分もあるのよ」と2人の努力の跡にうなった。

　その上で「しかもYouTubeにフルバージョンがあるんだけど、それがすばらしくて。メガネ落として上げるタイミングまで一緒だからね。それって、全部偶然で起きているんだけど、その偶然を偶然のように見せながら必然として起こしている。あの感じ。めちゃくちゃ全部いろいろ…オレたちよりもはるかに考えることが多い中でやっている漫才なのに、初めてあのネタ見た人が面白いって、本物を見てみようって、M-12004のネタを見てみたら、やっぱり面白いって（笑）。どっちがっていうのはないんだけど、19年経っても色褪せないんだね」としっかりオチをつけていた。

　来週5月31日の放送には、森本が同ラジオにゲスト出演。『JUNK』の公式ツイッターでは「失礼なくお迎えできるように#fumou954と#だが森本情報はあるで森本さんの情報を山里さんに教えてください！」と募っている。

　番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。