7人組男装ユニット・風男塾（ふだんじゅく）が18日、東京・池袋サンシャインシティで32ndシングル「君日和」（6月14日発売）の発売記念イベントを開催。元メンバーの武器屋桃太郎がゲスト出演した。

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　2008年9月24日にシングル「男坂」でCDデビューをはたした同ユニットは、昨年9月にデビュー15周年を迎えた。現在は卒業メンバー（武器屋、赤園虎次郎、瀬斗光黄、青明寺浦正、愛刃健水）も“PR大使”として期間限定で復帰し、現役メンバーたちとイベントなどに参加。9月3日には15周年ライブが東京・LINE CUBE SHIBUYAで開催される予定で、PR大使の5人もステージに登場する。

　この日のイベントは、現役メンバー7人（柚希関汰、英城凛空、葉崎アラン、胡桃沢鼓太郎、赤星良宗、天堂太陽、凰紫丈源）によるミニライブと、PR大使の武器屋、赤園、瀬斗をゲストに招いたトークセッションという内容で展開。新曲「君日和」などのパフォーマンス、チャットGPTを用いてユニットの歴史を振り返るコーナー、さまざまな新情報の解禁などで、集まったファンを楽しませた。

　イベントの後には、出演した全メンバーへの公開取材も行われ、瀬斗は「またファンのみなさんに会いたいという気持ちと、今のメンバーと一緒にユニットをもっと大きくしたいという気持ちで、きょうステージに立たせていただいた」と心境を明かす。

　赤園は「現役のメンバーと並んで立っていいものなのかと考えて考えて…。卒業生たちみんなで話し合ったりもした」と、卒業以来のステージに葛藤（かっとう）もあったと告白しながら、「せっかく15周年で呼んでいただけたので、盛り上げたらなという気持ちで立たせていただいている」と決意を口に。

　武器屋は、「今この瞬間も、ここに立っていることが不思議な感覚です」といい、「みなさんが見ると、今の僕は“風男塾の桃太郎”だと思うんですけど、僕自身も『あ、桃太郎だ。そして風男塾のみなさんだ』っていう感じなんですよね」と笑い、「本当に夢のような時間です」と目を輝かせた。

　続けて「こんなことがあるとは、卒業した8年半前には想像もしていなかった。冗談っぽく『また40歳になったら風男塾に戻ります』なんて言っていたのが、まさか実現するとは…」としみじみ。「アラフォーとして“オトナの魅力”を出せ…ないか」と笑いながら、PR大使としての活動に「これからも一生懸命務めていきたい」と意気込んだ。

　現在の風男塾の印象を聞かれると、赤園は「爽やかさとかわいさがある。俺たちが現役のときは泥臭いイメージだったので、ちょっとうらやましい」といい、瀬斗は「曲がだんだん難しくなっている。僕らの頃、サビは全員でのユニゾンが定番だったけど、今はソロになっていて。サビを1人で歌うってすごいなって話しています」と尊敬のまなざしを向ける。

　そして武器屋は、「自分たちがいた頃よりみんな洗練されている。歌もダンスもレベルが上っていると思っています」と評価し、最後に「彼らが後輩でよかった」と誇った。