昨日5月1日に現役引退を表明したフィギュアスケート・アイスダンスの“かなだい”こと村元哉中（30）と高橋大輔（37）ペアが2日、インスタライブを行った。ライブでは、ファンに向けて改めて現役引退を伝え、約1時間にわたって今後の展望について伝えた。

　2020・21年シーズンからカップルを組む2人は、昨年の全日本選手権で初優勝。今年3月に行われた世界選手権では日本勢過去最高（18年村元＆クリス・リード組）に並ぶ、11位と好成績を残してきた。5月1日に更新したチームのインスタグラムで「今シーズンをもって、競技生活から引退することを決断いたしました」と発表した。

　同日行われた記者会見で高橋は「村元哉中、高橋大輔は今シーズンをもって、競技から引退することを報告させていただきます」と伝え、理由については「僕自身の（右）膝が限界を感じた」と説明。3月中旬の世界選手権前には決意していたことを明かした。

　インスタライブで高橋は「現役としては引退ですが、魅せていくという気持ちは変わらない」ときっぱり。「チャンスがあるなら、いろいろやってみたい。やりたくてもお仕事として求められなければできないので、お互い僕たちもペアだけでなく」とさまざまな可能性に言及した。

　続けて高橋は「営業もしますが、求められなければできないので、求められるスケートをしたい」と力を込め、「（村元は）パートナーですけど、ライバルでもありますので、そこはいろいろ切磋琢磨してバチバチやりながら」とニヤリ。村元も「負けてられない」と応じ、「2人で大きなアイスショーなど何かを一緒にしたい思いが強い。何か一つやりたいっていう夢は伝えています」と結んだ。

　ファンからの質問にも丁寧に回答していた2人。「体は鍛え続けるのか」と問われた高橋は「50歳まではこの体をキープする」と即答した。2人のチームのインスタアカウントは、今後も残して2人の情報を伝えていく予定。