お笑いコンビのジュリエッタ（井尻貫太郎＝37、藤本聖＝38）が28日、それぞれのSNSを通じ、解散を発表した。

　2013年7月に結成後、大阪・よしもと漫才劇場を拠点に活動してきた。井尻は突然の報告となったことを「本当に申しわけありません」とし、「これまでご一緒させていただきました先輩、同期、後輩、作家さん、劇場スタッフさん、関係各所の皆様、そして何よりもお客様、本当にありがとうございます」と感謝。「今後の活動につきましては未定ですが、これまでの経験を活かしてどんなことにも励む所存です」と伝えた。

　藤本は、昨年から話し合いを重ね、互いに納得した上での結論だとし、志半ばながら「清々しい気持ち」とも吐露。「今後は芸人活動を続けさせてもらいながら色んな道を模索したいと考えています。何か決断ができた際にはまたご報告させて下さい」と呼びかけた。

　相方への気持ちも記し、藤本は「辛くて苦しい事の方が圧倒的に多かったけれど井尻のおかげで賞レースの本戦に出場できたり、バトルイベントで優勝できたり、始めたてのTikTokでエレベーターとエスカレーターのギャグ（皆覚えてる？）がバズってくれたりと、このコンビじゃなかったらきっと体験できなかった感動をたくさんさせてくれてありがとう」とコンビ愛がにじんだ。

　藤本は、現アキナの秋山賢太、山名文和とトリオのソーセージとして活動し、「ABCお笑い新人グランプリ」優秀新人賞や、深夜バラエティー番組のMCも務めた。2012年10月に解散後、井尻とジュリエッタを結成して再度人気を高め「NHK上方漫才コンテスト」や「NHK新人お笑い大賞」で本選に進むなど、今後が期待されていた。