西陣織の白無垢「リカちゃん」と羽織袴「レンくん」が27日、京都市上京区の西陣織会館で披露された。『リカちゃんキャッスル』（運営：リトルファクトリー）の30周年を記念したモデルで、リカちゃん誕生日の5月3日に発売（受注予約開始）する。

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　綿帽子をかぶったリカちゃんが、凛々しい和装のレンくんと仲むつまじく金屏風の前にそろった。

　着物には、西陣織会館のもと、京都の伝統的工芸品・西陣織を採用。西陣織メーカー「アート裕」がオリジナル生地を製織し、ドールサイズに合う鶴柄、髪型や小物など、見えないところまで実際の婚礼衣装が再現された。

　『リカちゃんキャッスル』は“リカちゃん25周年”の翌年、1993年5月3日に日本初のお人形の一貫生産オープンファクトリ―として福島県小野町に開設。現在はタカラトミーの許諾を受けて、オリジナルのリカちゃんをはじめ、さまざまな人形を製造・販売し、子どもたちやファンに夢を届けてきた。

　そうしたなか、西陣織会館と今後協力することで一致し「リカちゃんキャッスルの新たな30周年のスタートにふさわしいオリジナル製品をお届けできることとなりました」と報告。「1993年に開館して以降、東日本大震災やコロナ禍での営業自粛など、難局に直面することもありましたが、たくさんのお客さまにご支持いただき30周年を迎えることができました。これからも皆様に“より多くのかわいいドールたちをお届けしていく”、そんな30周年の門出を祝う第一歩として本製品を発売いたします」と、晴れて“吉報”を伝えた。

　製品名は『リカちゃんキャッスル開館30周年記念 西陣織白無垢リカちゃん・羽織袴レンくんセット』で、価格は22万円（税込）。