俳優の清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠が23日、都内で開催されたABCテレビ・テレビ朝日系連続ドラマ『日曜の夜ぐらいは…』（毎週日曜　後10：00）の完成披露試写会に登壇し、30日よりスタートする同作への意気込みなどを語った。

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　同作は、日曜午後10時に新設されるドラマ枠の第1弾。岡田惠和氏がオリジナル脚本を手がけ、清野がヤングケアラーの岸田サチ役、岸井が元不良でタクシー運転手の野田翔子役、生見がちくわぶ工場勤務の樋口若葉役を演じる。3人の女性たちの友情を描くハートフルストーリーとなっている。

　試写後のトークイベントでは、脚本を務めた岡田氏から3人に手紙が寄せられた。岡田氏は、生見に対して「本当にお願いしてよかった。めるるさんが演じる若葉が好きです。芝居をすることを楽しむことを楽しんでいる。これからも俳優のお仕事を続けていきましょう」と伝え、岸井には「最強の俳優さんだと思っています。どんなパスでも受け止めてくれる人。頼りにしています。岸井さんじゃないと書けないかもしれない。書いていて楽しいです」と絶賛。

　そして清野には「清野さんが演じているサチみたいな人は、きっとたくさんいるんだろうなと思いました。それくらい演技にリアリティーがあり、表情や身体の動き、すべてがサチとして生きていました。ありがとう。素晴らしかったです」と感謝を伝えた。

　このメッセージに、清野は涙ながら「サチが抱えているものってすごく大きくて、ずっと苦しかった。だけど、2人（岸井と生見）の笑顔を見たときに、救われたような気がして、すごくうれしかった。2人に会えたことも奇跡ですし、この作品に出させていただけたことに感謝しています」と力強く語った。

　そんな清野を優しく見守る岸井と生見も涙を浮かべ、それぞれ岡田氏からのコメントと作品との出会いに感謝。作品と同じく信頼を寄せ合っている3人の姿に、観客席も感動に包まれた。