俳優の夏木マリと勝地涼が5日、東京・NHKにて行われた『究極ガイド 2時間でまわるピラミッド』の取材会に出席し、同番組のナレーターを務めた感想や自身の旅行エピソードなどを語った。

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　同番組は、多くの日本人が観光地で過ごす時間はおよそ2時間であるという独自の調査結果から、2時間で国内外の有名観光地を味わいつくす究極のルートを紹介するシリーズ。今回の舞台はエジプトのピラミッド。クフ王のピラミッドをはじめ、メレスアンク3世の墓やスフィンクスなど、一生に一度は行きたい2時間ルートを高精細な4K映像で紹介する。

　勝地ははじめに、「映像美が本当に素晴らしい。吸い込まれていって、その場にいるような感覚になりました。僕はNHKさんのドキュメンタリーが好きでよく観るんですが、NHKさんの本気を見た感じがしましたね」と同番組の魅力を伝え、ナレーションについては「毎回やりたいくらい」と満足げに語り、「ほかの方がナレーションをされている回も観てみたいけど…少しさみしいです」と惜しんだ。

　ナレーション収録については、「夏木さんと同じブースで収録すると聞いて、『まじか、めちゃくちゃ緊張するな』と…」と当時の心境を振り返り、「完成した映像を観たとき、『前半の勝地はちょっと気持ちが急いているな』と感じて、少し悔しさもありました（笑）。でもだんだん緊張がほぐれてきて、夏木さんの言葉に対して自然と笑えるようにもなってきて、どんどん楽しくなってきました」と笑顔を見せた。

　収録にあたって意識した部分は、「ドキュメントとかのナレーションでは、感情移入をしすぎないようにしようと心がけているんですが、今回は情報をちゃんと伝えなきゃいけないなと。もっともっと勉強しなきゃいけない部分があるなと感じました」といい、「カタカナが難しくて、ハマってしまったところもあって…ご迷惑をおかけしました。例えば、ヘテプヘレスとかも今はスラッと言えるんですけど、隣に夏木さんがいたから…」といい、夏木から「私のせいじゃん！」とツッコまれる場面もあった。

　続けて「僕は情報を伝えようとすると、ハッキリ言おうとしすぎて固くなってしまう」と分析しつつ、「でも夏木さんは、その場を楽しんでいることが伝わるような柔らかい言葉なのに、情報が鮮明に伝わってくるという。いやぁ…すごかったです」と感動を伝えた。