NHK連続テレビ小説『舞いあがれ！』が3月31日に最終話を迎え、同日、ドラマの舞台となった大阪・東大阪市の感謝祭イベントが開かれた。会場となった「東大阪市 文化創造館」に、福原遥、赤楚衛二、高橋克典、脚本の桑原亮子氏が登壇すると、万雷の拍手が起こった。福原は涙ぐみ、「やっと会えた」と感謝を伝えた。

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　『舞いあがれ！』は、1990年代から現在までを背景に、ヒロイン・舞が、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のストーリーを描いた。昨年4月にクランクインし、今年2月にクランクアップ。放送は10月から始まり、全126話の放送を終えた。最終話では、空飛ぶクルマの初フライトで大団円となった。

　その放送当日は、ヒロイン・梅津（岩倉）舞役の福原、夫となった梅津貴司役の赤楚、舞の父・岩倉浩太役の高橋が、東大阪に凱旋した。

　イベント前の取材会で、福原は「いろんな気持ちが朝から沸き上がってくる」と心境を語っていたが、より喜んだのは地元ファンの方。歓声とともに拍手が鳴りやまず、福原は「こんなにも温かく迎えてくれるとは思わなくて」と感無量。

　コロナ禍もあり、ファンと交流できるイベントが少なかったこともあり、福原は「やっと会えた」と感謝。すると、司会の高瀬耕造アナウンサーが「『やっと会えた』はむしろ私たちの気持ち」と代弁した。

　この光景に、赤楚も「僕も涙が（顔の）ここまできた」と語り、町工場の“お父ちゃん”を演じた高橋も感慨深げ。脚本の桑原氏は「皆さんと力を合わせて頑張ってよかった」とあいさつした。