俳優の仲里依紗が8日、東京・NHKホールで行われた、NHK総合・ドラマ10『大奥』（毎週火曜　後10：00）のファンミーティングに参加し、共演の冨永愛、堀田真由とトークを行った。

【写真】その他の写真を見る

　この日の衣装は「令和に将軍が着る衣装」というテーマのもとで選ばれたということで、仲はピンクをモチーフにした奇抜なドレス姿で登場。「（徳川）綱吉らしいものを選ぶはずが、仲里依紗らしくなってしまった」と、結果的に自身の役柄から大きく離れてしまったことを笑いつつ、「綱吉は色っぽいシーンが多いので、ピンクをモチーフにしたワンショルダーで」と説明した。

　今作が時代劇初挑戦となり、オファー時の心境を聞かれた際には、「みなさんと同じだと思います。『仲里依紗ができるの？』と。9割の方がそう思っていたはず」といい、客席に挙手を促す場面も。そして「言葉もわからないし、台本も読みづらい。辞書を隣に置いて、イントネーションを勉強するところからスタートでした」と、撮影前の日々を振り返った。

　撮影がスタートしてからも「オンエアまでと心配の嵐でした」とし、「ブルーな気持ちで年を越しました。初詣もどよーんとした感じで」と、プレッシャーの大きさをしみじみ語りながらも、「でももう終わったから…」と安堵の表情を見せた。

　この日はその後も、「撮影前に準備をしたことは？」という質問に対して「原作を読んだとき、綱吉はブリブリのリップが印象的で。なので、唇を準備しました。いろんなリップを試して、一番ブリブリに見えるリップを本番に持っていきました」と答えるなど、“仲節”を炸裂させ続けた。

　今作は人気漫画家・よしながふみ氏による3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを実写化。今秋にSeason2が放送されることも決定している。

　Season2の脚本は、『JIN-仁-』『ごちそうさん』『おんな城主直虎』などを手掛けた森下佳子氏が引き続き執筆。安全な暮らし信頼できる絆平和への願いに時代をこえる普遍的なまなざしで向き合い、今なお困難な時代を生きる人々の心に勇気と希望を届ける。