見た目はオトナで実は最強なのに…中身はコドモのヒーローと、神々との闘いを描く、DC映画『シャザム！〜神々の怒り〜』（3月17日公開）。主人公のシャザムを演じるのは、『マイティ・ソー』シリーズなどで知られるザッカリー・リーヴァイ。実は、中身はコドモのヒーローを演じているのではなく、リアルに“中身はコドモ”なのではないかと思ってしまうようなエピソードの数々を共演者やスタッフが暴露している。

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　ザッカリー・リーヴァイは、幼少期にアメコミの世界にドハマりし、来日した時にはゲームやコミックを求め秋葉原へ出向くなど、その“オタク”っぷりは知る人ぞ知るところ。「ザッカリーは、カメラが回っていないときも子どもみたいだよ」と証言するのは、監督のデイビッド・F・サンドバーグ。

　「現場でスケートボードのような一輪車の乗り物を乗り回していた。ある日、ヘレン・ミレンにその乗り方を教えていたのはびっくりしたね（笑）。僕はちょっとハラハラして見ていたよ。彼はいつもそういったエネルギーにあふれていて、疲れ知らずで、本当の子どもみたいなんだ」と、現在77歳のオスカー受賞歴を誇るハリウッドスターにも億すことなく、積極的に話しかけていたという。

　さらに、監督は「この映画の撮影現場には、おもちゃやビデオゲームが置いてある。撮影の合間にザッカリーやほかの若い俳優たちはゲームをして一緒に遊んでいた。僕はよく『遊び終わったら、カメラに映り込まないようにテレビゲームを片付けて！』って親みたいに注意していたね（笑）」と、若手キャストと“遊び”を通して交流する撮影裏の姿を明かした。

　そんなザッカリーの“コドモらしさ”は、初参加のキャストへ安心感を与えていたようで、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ウエスト・サイド・ストーリー』（2021年）の新鋭レイチェル・ゼグラーは「彼はいつでも愉快で、優しくて、コドモなの（笑）。いつも現場を盛り上げてくれて、みんなから愛されている人よ。私とヘレンやルーシー（・リュー）、この続編に新しく参加する人たちを温かく歓迎してくれたし、彼のコドモらしさに安心する部分もあったわ」と、ザッカリーの”コドモ心”あふれる性格に感謝していた。