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『ルパン』新作ミュージカル制作決定で11月上演 主演アルセーヌ・ルパン役は古川雄大

 フランスの小説家モーリス・ルブランによる小説「アルセーヌ・ルパン」シリーズをベースに書き下ろしした新作ミュージカル『LUPIN 〜カリオストロ伯爵夫人の秘密〜』が、11月より帝国劇場で上演されることが決定した。主演のアルセーヌ・ルパン役は、帝国劇場単独初主演となる古川雄大が担当する。

ミュージカル『LUPIN 〜カリオストロ伯爵夫人の秘密〜』のビジュアル

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 同ミュージカルでは、アルセーヌ・ルパンと令嬢クラリス、魅惑的な美女カリオストロ伯爵夫人、シャーロック・ホームズをはじめとした著名なキャラクターたちが登場し、さまざまな駆け引きを繰り広げるエンターテインメント性の高い作品となる。

 スタッフは、日本ミュージカル界を代表する演出家小池修一郎と、フランスの人気作曲家ドーヴ・アチアがタッグを組み、日仏巨匠がタッグを組んだ作品は『1789 -バスティーユの恋人たち-』が日本で上演されているが、日本で新作が製作されるのは今回が初となる。

 東京公演は2023年11月に帝国劇場、全国ツアーとして12月に名古屋、12月〜2024年1月に大阪、1月に福岡、2月に長野で上演される。

■古川雄大コメント
<作品について>
「ルパン」と聞くとアニメ「ルパン三世」をイメージされる方も多いと思います。ルパン三世はアルセーヌ・ルパンの孫という設定ですが、今回のお話をいただいて最初に僕がイメージしたのもそちらでした(笑)。
アルセーヌ・ルパンは、紳士であり変装の名人でありながら、いろいろな顔を持っていて様々なお宝を狙う大泥棒ですが、心優しい一面をもち、周りからは支持されるような人物です。そして恋多き人生で多くの女性を虜にし、誰もが魅了されてしまう。モノだけではなく、人のハートまで盗む魅力的な人物です。原作に忠実に、いろいろな方の力を借りながら僕にしかできないアルセーヌ・ルパンを目指して、役作りに取り組んでいきたいと思います。

これまでに小池修一郎先生とドーヴ・アチアさんがタッグを組まれた『1789』は僕の転機になっていて、この作品を経て一つ大きくなれた気がしています。アチアさんの楽曲はどれもキャッチーさの中におしゃれさがあって、そしてどこか自然と体が動いてしまうような惹きつけられるナンバーばかり。ただその分、歌う側としてはとても大変な印象でした。アチアさんの楽曲をしっかりと表現することができるか、挑戦です。そして、小池修一郎先生は、10 年以上前からご一緒させていただいいている恩師です。小池先生の描く愛が多くの方に受け入れられ、その人の心にずっと刻まれ続けるそんな舞台を演出してくださる方です。敬愛する先生とのタッグをとても楽しみにしています。

■小池修一郎コメント
<「アルセーヌ・ルパン」を新作ミュージカルの題材に選んだ理由>
『1789』のドーヴ・アチアに音楽を書いて貰うなら、フランス人にもイメージしやすい、共有が可能なテーマが良いと思ったこと。ミステリアスな冒険譚をミュージカル作品にして見たかったことです。

<主演に古川雄大を選んだ理由>
ミステリアスだがエレガント、暴力的だが官能的でもある。
二律背反の十字架を背負っているところが彼の魅力ですから。

<見どころについて>
(現時点での構想ですが) 活劇ですから、胸のすく立ち回りのアクションと、ドーヴ・アチア提供のフレンチ・ロックの音楽の相乗効果が醸し出す興奮と陶酔に尽きると思います。

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