昨年2月20日に前立腺がんのため死去した歌手で俳優の西郷輝彦さん(享年75)を偲ぶ会が20日、都内のホテルでしめやかに営まれた。参列した俳優の高島礼子(58)が取材に応じた。
高島は「30年ぐらい前に『あばれ八州御用旅』というテレ東の連続ドラマでご一緒させていただいた。それ以降、ずっと仲良くさせていただいた」と西郷さんとの交流を明かす。出会いは、もっと前だったそう。「東映でデビューした時に、京都の太秦で番組は違うけど、よく励ましてくださった。本当に忘れられないです」と優しい人柄を語った。
その時に掛けられた言葉も忘れられないそう。「デビューで固まっちゃっている時に『自然でいいんだよ。自然で』と。全然、番組が違うのに、いつも私が東映の太秦で固まって座っていると隣にど〜んと座って『肩の力を抜きなよ。大丈夫、大丈夫!』って…。『これ、西郷輝彦さんだよな』って思いながら。気さくすぎるというか、そのころからかわいがってくれた。仕事がない時に『あばれ八州御用旅』に声を掛けてくださったのも西郷さんと聞いています」と振り返った。今も自然な芝居について考えるそう。「西郷さんの言葉を肝に命じている」と明かしていた。
「気さくな方。私みたいな下っ端。この先、どうなるかわからない人にも気軽に話しかけてくださるような方でした」と在りし日を振り返る。どんな言葉を掛けたのか問われると「『ありがとうございます』と。明治座で初座長をやらせていただいた時に、私ごときの座長の公演に出てくださった。『高島の舞台だから、やるよ!』と。いつも応援してくださる方でした」と感謝の言葉を何度も口にしていた。
祭壇は、2000本のバラや白菊とスプレー菊などの花で彩られ、自然な色合いで明るいものをイメージした。遺影は2019年秋にカレンダーの撮影に撮られた写真となっている。1番優しい素の表情をしていたことから選ばれた。
会場内には、レコードやカセット、ポスターや200点以上の縁の品を展示。グレーの衣装は晩年のディナーショーで着用していたものという。また、献杯用のお酒として、西郷さんが大好きだった芋焼酎を取り寄せていた。
偲ぶ会では、舟木一夫らが発起人あいさつを行った。森田健作や野村将希らも参列した。
西郷さんは1947年2月5日生まれ、鹿児島県出身。1964年2月、「君だけを」でデビュー。同年に「君だけを」「17才のこの胸に」で『日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞。66年には「星のフラメンコ」がヒットした。同時期にデビューした橋幸夫、舟木一夫とともに“御三家”と呼ばれた。また、1987年にNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』、連続テレビ小説『わかば』に出演するなど俳優としてドラマ、映画、舞台に出演するなど、多方面で活躍した。
プライベートでは1972年に俳優の辺見マリ(72)と結婚し、81年に離婚。長女は辺見えみり(46)。その後、1990年に19歳年下の女性と再婚した。また2011年に前立腺がんの摘出と治療を受けていたほか、2021年4月末にがんの最先端治療を受けるためオーストラリアに渡っていた。
高島は「30年ぐらい前に『あばれ八州御用旅』というテレ東の連続ドラマでご一緒させていただいた。それ以降、ずっと仲良くさせていただいた」と西郷さんとの交流を明かす。出会いは、もっと前だったそう。「東映でデビューした時に、京都の太秦で番組は違うけど、よく励ましてくださった。本当に忘れられないです」と優しい人柄を語った。
その時に掛けられた言葉も忘れられないそう。「デビューで固まっちゃっている時に『自然でいいんだよ。自然で』と。全然、番組が違うのに、いつも私が東映の太秦で固まって座っていると隣にど〜んと座って『肩の力を抜きなよ。大丈夫、大丈夫!』って…。『これ、西郷輝彦さんだよな』って思いながら。気さくすぎるというか、そのころからかわいがってくれた。仕事がない時に『あばれ八州御用旅』に声を掛けてくださったのも西郷さんと聞いています」と振り返った。今も自然な芝居について考えるそう。「西郷さんの言葉を肝に命じている」と明かしていた。
「気さくな方。私みたいな下っ端。この先、どうなるかわからない人にも気軽に話しかけてくださるような方でした」と在りし日を振り返る。どんな言葉を掛けたのか問われると「『ありがとうございます』と。明治座で初座長をやらせていただいた時に、私ごときの座長の公演に出てくださった。『高島の舞台だから、やるよ!』と。いつも応援してくださる方でした」と感謝の言葉を何度も口にしていた。
祭壇は、2000本のバラや白菊とスプレー菊などの花で彩られ、自然な色合いで明るいものをイメージした。遺影は2019年秋にカレンダーの撮影に撮られた写真となっている。1番優しい素の表情をしていたことから選ばれた。
会場内には、レコードやカセット、ポスターや200点以上の縁の品を展示。グレーの衣装は晩年のディナーショーで着用していたものという。また、献杯用のお酒として、西郷さんが大好きだった芋焼酎を取り寄せていた。
偲ぶ会では、舟木一夫らが発起人あいさつを行った。森田健作や野村将希らも参列した。
西郷さんは1947年2月5日生まれ、鹿児島県出身。1964年2月、「君だけを」でデビュー。同年に「君だけを」「17才のこの胸に」で『日本レコード大賞』最優秀新人賞を受賞。66年には「星のフラメンコ」がヒットした。同時期にデビューした橋幸夫、舟木一夫とともに“御三家”と呼ばれた。また、1987年にNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』、連続テレビ小説『わかば』に出演するなど俳優としてドラマ、映画、舞台に出演するなど、多方面で活躍した。
プライベートでは1972年に俳優の辺見マリ(72)と結婚し、81年に離婚。長女は辺見えみり(46)。その後、1990年に19歳年下の女性と再婚した。また2011年に前立腺がんの摘出と治療を受けていたほか、2021年4月末にがんの最先端治療を受けるためオーストラリアに渡っていた。
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2023/02/20