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中野信子氏『脳の闇』発売1週間で異例の大増刷 行き過ぎた正義と他者へのバッシング…現代の構造的病理を描く

 脳科学者・中野信子氏が、自身の半生と脳科学を通して現代社会を考察した『脳の闇』(新潮新書)が、1日の発売から1週間で異例の大増刷となっている。

中野信子氏『脳の闇』発売1週間で異例の大増刷

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 本書では、脳科学にもとづいてヒト脳の仕組みとはたらきをひもときながら、承認欲求と不安、行き過ぎた正義と他者へのバッシング、ポジティブ思考の落とし穴など、私たちが無意識のうちに抱えこんでしまう深い闇と、それがもたらす現代社会の病理について鮮やかに解き明かす。

 発売直後から売れ行き好調で、新書部門上位にランクイン、書店員からも「最近の心理学や脳科学の本とは一線を画す、本年最初の読んでほしい本」「自分のことに絡めて、正直すぎるほど正直に言いたいことが述べられている」「私たち素人にとてもわかりやすく説明してくれる脳と体の入門書」「思わず、その通り!と自分の心の声が聞こえました」などといった反響が寄せられている。

 「迷わない人は、信用できない」と著者は言う。ブレない人、他人の意見に左右されない人というのは得てして称賛されがちだが、社会的存在である人間は、他者の言葉を聞きながら何かを選択せざるを得ない生きものであり、迷うことこそが、ヒト脳が本来もつ高度で美しい機能だからだという。

◆『脳の闇』内容紹介
ブレない人、正しい人だと言われたい、他人に認められたい…。社会集団の中で人は誰もが承認欲求と無縁ではいられない。無意識の情動に流されながら、あいまいで不安な状態を嫌い、自らを正義に置くことで他者を糾弾し安心を得たがる――現代の構造的病理を見つめながら、自身の人生と脳科学の知見を媒介に、ヒト脳に備わる深い闇を鮮やかに解き明かす。「小説新潮」連載5年にわたった思考の軌跡を一冊に凝縮した。

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