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手塚治虫の名作『どろろ』縦スクロールコミックとしてリブート 日韓同時配信

 日本を代表する漫画家の一人、手塚治虫の名作『どろろ』の縦スクロールコミック版リメイク『どろろ Re:Verse』が、本日(28日)より日韓で同時配信スタート。『どろろ』のバトル・ファンタジー要素と世界観を引き継ぎ、その続編を現代を舞台にリメイク。縦スクロールコミックの先進地・韓国の知見を最大限に生かし、インパクトと臨場感あるシーンをふんだんに織り交ぜて作品を仕上げた。

手塚治虫の名作『どろろ』(左)と縦スクロールコミック版リメイク『どろろ Re:Verse』(C)Tezuka Productions/Bean/Lee do kyong/Terapin/YUZU comics

手塚治虫の名作『どろろ』(左)と縦スクロールコミック版リメイク『どろろ Re:Verse』(C)Tezuka Productions/Bean/Lee do kyong/Terapin/YUZU comics

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 原作は、1967年から68年に「週刊少年サンデー」(小学館)、69年に「冒険王」(秋田書店)で連載。テレビアニメや映画、ゲームにもなった、手塚治虫の代表作の一つである異色の時代劇作品。

 戦国時代に生まれ、体の48ヶ所を魔物に奪われた「百鬼丸」。己の肉体の欠片を持っている妖怪を狩りながら、少しずつ体を取り戻していき、現代まで生き残るが…。都市の闇の中、妖怪を狩りながら生きてきた百鬼丸の前に、突然一人の少女が現れる。妖怪でもないのに、百鬼丸の欠片の一部を持っている少女「ロロ」。百鬼丸はロロとの契約により、残りの妖怪たちを追って最後の狩りに向かう。今度こそ完全なる人間になるために──。

 リメイク版は、韓国の人気縦スクロールコミック『月光彫刻師』の脚本などで知られるストーリー作家で、手塚治虫の大ファンだというイ・ドギョン氏(ARC STUDIO代表)が脚本・絵コンテを担当。韓国の縦スクロールコミック制作会社テラピンと、メディアドゥ、手塚プロダクションの共同プロジェクトとなる。

 手塚プロダクション取締役・手塚るみ子氏は「手塚治虫が亡くなってからこれまで、私たち手塚プロダクションはさまざまな事業を通じて、手塚作品の魅力を次世代へ手渡せるようにしてきました。もはや手塚自身は新しい作品を生み出すことが叶いませんが、その創作に影響を受け、そのイズムを継承している現役作家の方々とともに、今までにない作品を作りあげることによってまたひとつ、手塚作品の魅力を世界中へ発信できるのではないかと期待しています」とコメントを寄せている。

 配信開始時の話数は12話。配信形式は毎週水曜日1話更新。配信先は、ピッコマ(日本)、kakaopage(韓国)、北米、中国、ヨーロッパの主要書店に順次拡大予定。

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