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期待感がふくらむばかりの『王様戦隊キングオージャー』 【篠宮暁の特撮ヤベーイ!】第16回

 お笑いコンビ・オジンオズボーンの篠宮暁による大好きな特撮に特化したコラム『オジンオズボーン篠宮暁の特撮ヤベーイ!』。第16回は、発表されたばかりの『王様戦隊キングオージャー』について語る。

『篠宮暁の特撮ヤベーイ!』 (C)ORICON NewS inc.

『篠宮暁の特撮ヤベーイ!』 (C)ORICON NewS inc.

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 いよいよクライマックスに差し掛かってきてるもののまだ一向に先の展開が読めないスーパー戦隊46作目『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。そんな中、もう次作のスーパー戦隊のタイトルとビジュアルが先日発表された。47作目のタイトルは『王様戦隊キングオージャー』。戦隊では今までの形を壊しにかかって誰もみたことのない新しいことに挑戦した作品の後は王道ど真ん中にまた戻すといったことがよくある。『ドンブラザーズ』がバッキバキ攻めてる作品なので来年は王道なのかと思ってた矢先に、まさか王道どころか王様で来るとは。

 攻めているのはタイトルだけではない。レッドであるクワガタオージャーのビジュアルもなかなか斬新だ。通常、目元部分に黒いゴーグルというのが戦隊のセオリーだがクワガタオージャーのゴーグルは顔面をほぼ覆っておりインパクト大。個人的に第一印象のインパクトが強烈なほど、とんでもない傑作になることが非常に多い。

 製作チームも特撮ファンから絶大な信頼を受けてる方々ばかりで磐石の体制である。まずは大森敬仁プロデューサー。2012年にスーパー戦隊37作目『獣電戦隊キョウリュウジャー』でチーフプロデューサーを務められてからは『仮面ライダードライブ』、『仮面ライダーエグゼイド』、『仮面ライダービルド』、『仮面ライダーゼロワン』という今もなお高い人気を誇ってる作品を手がけられてきたわけだが、ここで満を持してスーパー戦隊にカムバック。仮面ライダーで培ったいろいろを戦隊に還元してくれるのか、それともまた全く別の新しい特撮を見せてくれるのか、期待は膨らむばかりである。

 脚本は高野水登さん。『真犯人フラグ』や『賭ケグルイ』などでも脚本を担当されており引く手数多の売れっ子作家さんである。特撮でいうと仮面ライダーゼロワンの23話24話を担当されていたり、スピンオフのサウザーでも脚本を担当されているわけだが、自分が初めて高野水登という名前を見たのは2016年の『仮面ライダーエグゼイド』の時だった。エグゼイド本編の脚本は現在ギーツで絶好調執筆されてる高橋悠也さんが担当。当時、どんなに忙しくなっても全編一人で執筆することに命を懸けてた高橋悠也さんだったがさすがに同時進行でスピンオフまで書く余裕は1ミリもなかった。そこをカバーするように颯爽と現れたのが高野水登さんだった。カバーという言い方は失礼かもしれないし、実際のところは違うのかもしれないがそんな印象。まだ20代前半のはずの高野水登さんは若いから荒いなんてことは微塵もなく見事にスピンオフを書き上げた。その時に大森プロデューサーの信頼を得たことがきっと今回につながっているのだろう。

 物語の背骨を構築するパイロット監督は上堀内佳寿也監督が担当。今や東映特撮のエース監督の一人だが、上堀内監督の躍進はエグゼイドから始まったと言っても過言ではない。40話でのパラドの水中のシーンはそれまでの仮面ライダー作品では見たことがない演出で日曜の朝から何だこれは?と驚愕した。そこからはものすごい勢いで名をあげていかれた。今回パイロットを担当されるのは2019年の『騎士竜戦隊リュウソウジャー』以来2度目。楽しみすぎる。

 以上のことから死角など全くなく本気度120%の作品ということがわかる。放送開始は2023年3月5日から。
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