日本財団が推進する『HEROs AWARD 2022』の表彰式が20日、都内で開催。バレーボール元日本代表で、日本バレーボール協会の理事を務める益子直美(56)が受賞し、表彰式に参加した。
『HEROs AWARD』は、社会のため、地域のため、子どもたちの未来のため、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートたちを称え、支えていくためのアワード。表彰式には、プロジェクトのアンバサダーの中田英寿、東俊介、井上康生、大林素子、五郎丸歩らも来場した。
益子は、怒る指導を変え、子どもが怒られることのない指導を目指して“監督が怒ってはいけない大会”を開催した。バレーボール協会の川合俊一会長がトロフィーを益子に手渡した。川合会長は「益子さん、おめでとうございます。高校生、いやもうちょっと前からずっと見ていていました。本当に、あの…。そういう時代でした。殴られたり、罵声を浴びせさせられたり。そういった中で本当に苦労してきた方」と評した。
そして「今は時代も変わった。体罰はダメ、暴言も吐いちゃいけない、という時代でもはびこっている業界です。ほかの業界もあるかもしれないですが、バレーボールは多いんですよね。そういう人たちも、まだ多い。体罰を受けて育った指導者は、そういうやり方しかわからないから、どうやって指導していいかわからない。そういったものを益子さんは、子どもたちに笑顔で楽しんでもらう指導をされております。アスリートの先輩としては、子どもたちが夢を持ってスポーツにチャレンジしてきたのに、それを指導者のせいで夢を諦める子どもを出しちゃいけない」と固く決意。益子を見やると「世界中の子どもたちが『スポーツ、楽しいな』と笑顔でやれるような時代にしてもらいたい。その先頭を行かないといけない人だと思います。これからも頑張ってください」とエールを送った。
益子は「このような素晴らしい賞をいただき、心より感謝申し上げたいと思います。そして、まず私自身、そして一緒に活動しているスタッフも信じられない思いで、ここにやってきました。そして、中学3年生の時に富士フイルムの体育館まで行って、サインをいただいた川合さんに、このトロフィーをいただいて、今、感激しています」と目をうるうるさせながら、笑いも誘った。
姿勢を正すと「この活動は来年の1月で9年目となります。私自身、ずっと怒られてきて自分に自信がなかったので『本当に、この活動は合っているのか』『大丈夫なのか』と精神的にフラフラしながら精神的に軸が定まっていない中で続けて来ました」と振り返る。一部からは「益子がそんなことをやっているからバレー界は弱くなる」という心ない声も多く届いたとし、「くじける日も多かった」というが「たくさんの友だちのアスリートや、仲間たちが『絶対にいい活動だから続けた方がいい』という言葉をくれて。来年9年目になります」と感謝した。
「何より子どもたちが楽しそうで『もっと練習したい』、『また来年、来てね』という声が。細々とですが、この活動をやってきてよかった」としみじみ。最後は会場に多く集まったアスリートに向けて「ほかの競技にも広めたいと思っております。私も体が1つしかなくて、なかなかやりたくてもできない状況。ですので、ご賛同いただける皆さま、お声がけをいただいて、一緒に広める活動をやっていけたらいいなと思います。ぜひ、子どもたちの未来のために、この活動をまだまだ続けていきたい。そして早く『もう益子は必要ない』と言われる日が来ることを願っています」とスピーチを締めくくっていた。
鈴木武蔵(サッカー)、堀由美恵(ボディーボード)も受賞し、表彰式に参加した。
『HEROs AWARD』は、社会のため、地域のため、子どもたちの未来のため、競技場の外でもスポーツマンシップを発揮している多くのアスリートたちを称え、支えていくためのアワード。表彰式には、プロジェクトのアンバサダーの中田英寿、東俊介、井上康生、大林素子、五郎丸歩らも来場した。
益子は、怒る指導を変え、子どもが怒られることのない指導を目指して“監督が怒ってはいけない大会”を開催した。バレーボール協会の川合俊一会長がトロフィーを益子に手渡した。川合会長は「益子さん、おめでとうございます。高校生、いやもうちょっと前からずっと見ていていました。本当に、あの…。そういう時代でした。殴られたり、罵声を浴びせさせられたり。そういった中で本当に苦労してきた方」と評した。
そして「今は時代も変わった。体罰はダメ、暴言も吐いちゃいけない、という時代でもはびこっている業界です。ほかの業界もあるかもしれないですが、バレーボールは多いんですよね。そういう人たちも、まだ多い。体罰を受けて育った指導者は、そういうやり方しかわからないから、どうやって指導していいかわからない。そういったものを益子さんは、子どもたちに笑顔で楽しんでもらう指導をされております。アスリートの先輩としては、子どもたちが夢を持ってスポーツにチャレンジしてきたのに、それを指導者のせいで夢を諦める子どもを出しちゃいけない」と固く決意。益子を見やると「世界中の子どもたちが『スポーツ、楽しいな』と笑顔でやれるような時代にしてもらいたい。その先頭を行かないといけない人だと思います。これからも頑張ってください」とエールを送った。
益子は「このような素晴らしい賞をいただき、心より感謝申し上げたいと思います。そして、まず私自身、そして一緒に活動しているスタッフも信じられない思いで、ここにやってきました。そして、中学3年生の時に富士フイルムの体育館まで行って、サインをいただいた川合さんに、このトロフィーをいただいて、今、感激しています」と目をうるうるさせながら、笑いも誘った。
姿勢を正すと「この活動は来年の1月で9年目となります。私自身、ずっと怒られてきて自分に自信がなかったので『本当に、この活動は合っているのか』『大丈夫なのか』と精神的にフラフラしながら精神的に軸が定まっていない中で続けて来ました」と振り返る。一部からは「益子がそんなことをやっているからバレー界は弱くなる」という心ない声も多く届いたとし、「くじける日も多かった」というが「たくさんの友だちのアスリートや、仲間たちが『絶対にいい活動だから続けた方がいい』という言葉をくれて。来年9年目になります」と感謝した。
「何より子どもたちが楽しそうで『もっと練習したい』、『また来年、来てね』という声が。細々とですが、この活動をやってきてよかった」としみじみ。最後は会場に多く集まったアスリートに向けて「ほかの競技にも広めたいと思っております。私も体が1つしかなくて、なかなかやりたくてもできない状況。ですので、ご賛同いただける皆さま、お声がけをいただいて、一緒に広める活動をやっていけたらいいなと思います。ぜひ、子どもたちの未来のために、この活動をまだまだ続けていきたい。そして早く『もう益子は必要ない』と言われる日が来ることを願っています」とスピーチを締めくくっていた。
鈴木武蔵(サッカー)、堀由美恵(ボディーボード)も受賞し、表彰式に参加した。
このニュースの流れをチェック
コメントする・見る
2022/12/20