「アニメソングの帝王」として知られている歌手の水木一郎さんが、12月6日午後6時50分、肺がんのため死去した。享年74。12日に所属事務所が報告した。これを受け、生前交流があった著名人がSNSを通じて思い出の写真とともに追悼した。

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　7月に肺がんを公表し闘病していた水木さん。訃報に中川翔子は「水木一郎アニキがいない世界なんて信じたくない、アニキはまるで眠っているようでした。一緒にゲームしたりご飯を食べたり公私共に本当に娘のように可愛がっていただきました。アニソンで笑顔で繋がる未来にしてくれたのはアニキです。生涯現役で歌い続け愛と勇気を世界に照らしてくれた唯一無二の太陽」と写真付きて追悼。

　声優の井上和彦は「このニュースだけは見たくなかった。二十代の頃から可愛がっていただいた、兄貴！美味いステーキ屋教えるよって言ってたのに。水木一郎さん早いよ。…ありがとうございました。ご冥福をお祈りします」。

　お笑い芸人のなだぎ武も「水木一郎兄貴、、、一度番組で共演させて頂いた時『マジンガーZ』を一緒に歌ってくれた。。私の大切な思い出です。私の年代の人間がアニソンを語るにあたって、兄貴無くしては語れない大きな存在です。沢山の名曲をありがとうございました、、最後の最後までアニソンの帝王でした…」とつづった。

　水木さんは1968年のデビューから、アニソン歌手のパイオニアとして業界をけん引。『マジンガーZ』や『コン・バトラーV』などの主題歌を、半世紀以上にわたって歌い続けている。昨年4月に声帯不全麻痺の症状が出ていることを告白していた。