俳優の黒木瞳（62）、桜井日奈子（25）が13日、都内で行われた映画『魔女の香水』（2023年初夏公開）の公開決定記者会見に出席し、きのうクランクアップしたばかりだという本作の撮影について語った。

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　桜井は、黒木との共演を振り返り「刺激をいただきました」としみじみ。「黒木さんとは5年前に『そして誰もいなくなった』という私の初連続ドラマでご一緒しているのですが、今回初めてリハーサルの段階からご一緒させていただきました」といい、「とにかくいい意味で疲れる。すごく感情を揺さぶられるので、お芝居一緒にやらせていただいて楽しかった」と振り返った。

　桜井の感謝を受けて、黒木が「日奈子ちゃんのお芝居の豊かさで助けられたので、感謝しております」と伝えると、桜井は「黒木さんがそう言ってくださることを知って本当にうれしかった」と満開の笑顔で喜んだ。

　同作は、「魔女」と呼ばれるミステリアスな香水商・白石弥生（黒木）が、すてきな香りとともに夢を失いそうになっている女性を輝かせ、成長させていく物語。バンケットホールで派遣社員として奮闘するも、後輩へのセクハラ行為を上司に抗議したことで職を失う若林恵麻を桜井が演じる。恵麻は、誘われるまま弥生の店で働くことになる。

　桜井は「香りの力だけでなく、弥生さんの言葉によっても人生を切り開くヒントをたくさんもらった。見ている方には、弥生さんからの言葉もお土産に見ていただけたら」とアピールした。

　イベントには、宮武由衣監督、製作統括・菅原智美氏も出席した。