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【サッカーW杯・直前対策コラム(2)】現時点の日本代表のスタメンは誰か? 直前試合の活躍度から予想

 開幕まで2ヶ月を切り、世界的に盛り上がっているサッカーW杯カタール大会。日本ではABEMAで全64試合が中継されるこの大会について、ORICON NEWSではサッカーに詳しくない人に向けて日本代表や世界の強豪国の魅力を紹介し、誰にでもW杯が楽しめるような記事を特集でお送りしていく。

サッカー日本代表・鎌田大地選手(C)AbemaTV, Inc.

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 第2回は、前回に続き我らが日本代表の“現在地”を分析。先月に行われた「キリンチャレンジカップ」のアメリカ戦とエクアドル戦から、W杯本番でも活躍が期待される選手、そしてスタメン11人を考えていく。

■希望が感じられた格上のアメリカ戦と、不安が露呈した格下のエクアドル戦

 9月23日に対戦したアメリカは「FIFAランキング」14位で、24位の日本より格上。チェルシーに所属する10番でエースのクリスティアン・プリシッチは欠場したが、ACミランのセルジーニョ・デストやユベントスのウェストン・マッケニー、ドルトムントのジョバンニ・レイナら欧州トップチームの主力選手がスタメンに名を連ねた。

 試合は立ち上がりから、日本の前線のFW前田大然(セルティック)、MFでトップ下の鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)、右ウイングの伊東純也(スタッド・ランス)、左ウイングの久保建英(レアル・ソシエダ)らがアメリカの守備陣にプレッシャーをかけていき、攻撃のチャンスを次々と繰り出すと、25分にカウンターから鎌田のダイレクトシュートで先制点を挙げた。その後は追加点を奪えなかったが、ボランチの遠藤航(シュツットガルト)と守田英正(スポルディング)、DFの吉田麻也(シャルケ)や冨安健洋(アーセナル)らがアメリカにも決定的なチャンスは許さず。そして、後半途中から出場した三笘薫(ブライトン)が得意のドリブルから華麗なシュートで2点目をゲット。難敵を相手にまさに快勝と呼べる試合を見せた。

 4日後の27日に対戦したエクアドルの「FIFAランキング」は44位で、欧州の強豪クラブに所属する選手もおらず、客観的に見ると日本が迎え撃つ立場であった。森保一監督はこの試合、アメリカ戦からスタメン11人全員を入れ替え。前線はFWに古橋亨梧(セルティック)、MFはトップ下に南野拓実(モナコ)、右ウイングに堂安律(フライブルク)、そして左ウイングにはアメリカ戦でゴールを決めた三笘。臨んだ試合は、選手間のバランスが悪く攻撃のリズムが掴めず、強度やスピードでエクアドルより明らかに劣っていた。

 ボランチの柴崎岳(レガネス)と田中碧(デュッセルドルフ)も、チャンスをクリエイトすることはできず。後半には日本も何度かチャンスを得たが決めきれず、終盤にDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)のファールで相手にPKを与えてしまう。敗戦の危機を迎えたがGKのシュミット・ダニエル(シント・トロイデン)がPKをストップし、なんとか無失点で終えることができたが、この試合のメンバーでは多くの不安が露呈することになった。

 この2試合で招集されたメンバーは30人で、W杯本番に臨めるの26人と絞られる。選手同士の組み合せやコンディションもあるため、「アメリカ戦のメンバーは合格、エクアドル戦のメンバーは厳しい」と一概には言えないが、この2試合で輝きを見せた選手がW杯でもピッチに立つことになり、不完全燃焼でもチーム内での役割や使われ方が明確であればメンバー入りは確定だろう。逆に、指揮官の期待に沿えず、役割も見つけられなければ、これまでの4年間でどれだけチームに貢献してきたとしても、W杯の舞台でサムライブルーのユニフォームを着ることはできない。

サッカー日本代表キャプテン・吉田麻也選手(C)AbemaTV, Inc.

サッカー日本代表キャプテン・吉田麻也選手(C)AbemaTV, Inc.

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■スタメンは守備陣&司令塔がほぼ確定 FWは今回招集外の大黒柱が復活か?

 明暗分かれた2試合から、現時点での日本代表のスタメンを予想する。アメリカ戦で躍動したMF鎌田のほか、安定した守備的MF遠藤と守田、DF吉田と冨安らはW杯本番でも濃厚だろう。DF陣ではベテランの経験と衰えない馬力の右SB酒井宏樹(浦和レッズ)も存在感を発揮した。注目なのは左SBで、アメリカ戦でスタメンだった中山雄太(ハダースフィールド)はそつなくプレーしたが、攻撃の時間が長い試合で見せ場は作れず。エクアドル戦スタメンの長友佑都(FC東京)は、逆に守備の時間が長かったために1対1の場面で強さを見せることが多く、森保一監督の信頼も厚いことからスタメンに近づいただろう。

 攻撃陣では、右ウイングはフランスでもゴールを量産している伊東、左ウイングはスペインで躍動している久保のアメリカ戦コンビが現時点では最有力で、2人とも怪我なく好調を維持していけばスタメンに名を連ねるはず。堂安はクラブで好プレーを連発しているが、代表ではインパクトに欠けるため現時点では厳しいか。エースナンバー10を背負う南野も、この夏にリバプールから移籍したモナコで苦戦しており、その影響か代表でのプレーにも精彩を欠いてしまいスタメン争いからは後退してしまった。

 FWは現時点では予測が最も難しいポジション。アメリカ戦でスタメンの前田、後半スタートから出場の町野修斗(湘南ベルマーレ)、エクアドル戦スタメンの古橋、後半スタートから出場の上田綺世(セルクル・ブルージュKSV)の4人は、いずれもゴールをゲットできず。

 さらに、今回は負傷で招集されなかったが、前回のロシアW杯で日本のエースとして活躍した大迫勇也(ヴィッセル神戸)も控えている。長くケガに苦しめられてきたが、今月に入りようやくリーグ戦でフル出場を果たすなど、コンディションは上昇中。今年2月を最後に代表から遠ざかっているが、2014年のブラジルW杯と前回のロシアW杯に出場したベテランの経験はチームに必要なはず。そして、屈強なフィジカルを生かしたポストプレーヤーとしての存在感は、直近2試合に出場した4人にはない大迫ならではの持ち味でもある。果たして、森保監督は誰をスタメンFWに選ぶのか。本番まで各クラブでどれだけインパクトを残せるかが鍵となりそうだ。

サッカー日本代表・三笘薫選手(C)AbemaTV, Inc.

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■三笘薫は“エース”なのか“ジョーカー”なのか

 スタメン争いといえば、議論の対象となっているのがアメリカ戦で見事なゴールを決めた三笘の起用法だろう。W杯最終予選のオーストラリア戦の終盤に途中出場し、大会出場に導く2ゴールを決め、6月の2試合でも得点を記録、そしてアメリカ戦でも鮮やかなシュートを突き刺すなど、日本代表デビューから8試合で5ゴールという驚異的な得点力で、今や日本代表の攻撃には欠かせない存在となった。

 相手DFを置き去りにする切れ味バツグンのドリブルが最大の持ち味だが、必ずしも試合のスタートから機能しているとは言い切れず、スタメン出場したエクアドル戦ではいくつかの見せ場を作るも無得点に終わった。所属するブライトンでも、現地時間1日のリバプール戦で後半65分に途中出場すると、イングランド代表DFのトレント・アレクサンダー・アーノルドをドリブルで抜くシーンを作り、84分に貴重な同点ゴールの起点となるクロスも供給した。

 得点数だけを見れば、間違いなく“エース”と呼べる実績を残しているが、起用法では相手が疲れている時間にこそ活躍する“ジョーカー”とも呼べる。代表でのポジションは、所属クラブで絶好調の久保建英と同じであるため、現状ではスタメン久保&途中交代で三笘がベストとみられる。

 もちろん、途中交代で満足できる選手などおらず、三笘もスタメンで出場することを渇望している。三笘がイングランドの強豪クラブを相手に華麗なドリブルを次々と披露し、ブライトンでスタメンを獲得し「代表でもスタメンで!」という声が大きくなったとき、三笘自身も日本代表もさらに飛躍できる。

 次回は、日本とグループリーグで対戦する強豪国のスペインとドイツの戦力を分析する。

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  1. 1. 【サッカーW杯・直前対策コラム(1)】今の日本代表の中心選手は? 最新メンバーを知る
  2. 2. 【サッカーW杯・直前対策コラム(2)】現時点の日本代表のスタメンは誰か? 直前試合の活躍度から予想
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