歌舞伎俳優の市川猿之助が21日、都内で行われた『猿之助と愉快な仲間たち 第2.5回公演 七川劇団リターンズ「新説 堀部安兵衛」』の制作発表会見に出席した。 「猿之助と愉快な仲間たち」は、猿之助が主宰する演劇プロジェクト。今年2月に第1回公演、4月に第2回公演を上演し、来年3月に第3回公演の上演を控える。今回を「2.5回公演」と銘打ち、原作を横内謙介氏、演出を市川青虎が担当する。猿之助はスーパーバイザーとして名を連ねた。 本公演は、10月20日〜23日まで東京・銀座の博品館劇場で上演される。今回、会見を開いた経緯について猿之助は「一にも二にも切符(チケット)を売るためです」と正直に語り「残念ながらコロナ禍になって劇場に足を運ぶことが少なくなりました。本当に事情を許さない場合もあるでしょうけど、コロナを言い訳にして自分の出不精をコロナのせいにして世の中に出ない方向に感じます。自分もそうだからです(笑)」と、厳しい現状に警鐘を鳴らす。 さらに「演劇界でも昔は飛ぶように売れたチケットが売れなくなった。これは劇場に足を運ぶ習慣が奪われたことだと思う」と危惧。同舞台を上演する劇場では「もちろん感染対策をしております」とした上で「どうか皆さん、時間と心の余裕がある方は自分の判断でどんどん観に来ていただきたい」と呼びかけた。 今作で“演出家デビュー”を飾る青虎も「いろんな世界で活躍している人が、それぞれの個性、持ち味を生かした宝箱のような舞台になってもらえれば」と作品への思いを熱弁した。会見にはそのほか、下村青、市川段之、市川郁治郎が出席した。
2022/09/21