NHK・BSプレミアムで6月26日から8月28日にかけて放送されたドラマ『拾われた男』が、「2022年8月度ギャラクシー賞月間賞」に選ばれた。

　同ドラマは、ウォルト・ディズニー・ジャパンとNHKエンタープライズが共同制作し、ディズニーの公式動画配信サービス「Disney＋（ディズニープラス）」向けのコンテンツとして日本国内の制作会社と初めて共同制作した作品。

　俳優の松尾諭のうそみたいな波乱万丈な半生を、原作・松尾諭×脚本・足立紳×主演・仲野太賀でドラマ化。金なし、美貌もなし、ただ「俳優になりたい」夢だけがあった主人公・松戸諭（仲野）が、人に“拾われる”力を手に俳優道を駆け上がっていく様を、兄・父・母・祖母・妻・娘ら家族や友人たちを交えて描いた。

　選評では、「俳優・松尾諭の自伝のドラマ化で、松尾という素材の面白さもあるが、虚実が入り混じる構成と丁寧な演出に加えて、仲野太賀、草なぎ剛、伊藤沙莉らの好演によって面白く、かつしみじみと心に沁みるドラマとなった。この3人が出て面白くならないはずはないという期待に見事に応えてくれた」と、キャストを称えた。草なぎは諭の兄・武志役、伊藤は諭の妻・結役を演じた。