『超RIZIN』（25日、さいたまスーパーアリーナ）で、ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン（タイ／22）と対戦する三浦孝太（20）が13日、都内のジムで公開練習を実施した。

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　サッカー・三浦知良選手の次男で、昨年大みそかの『RIZIN.33』でYUSHI相手に劇的な勝利を飾り、大きな注目を集めた。第2戦は5月開催の『RIZIN LANDMARK Vol.3』でブラジルのフェリエ“キングハンター”マソーニとの対戦が決まっていたが、直前に首の負傷により試合が中止に。7月の『RIZIN.37』で改めて対戦が決定したが、試合前日に三浦が新型コロナウイルスに感染し、再び中止となった。

　孝太は「5月はケガ、この前の試合もコロナで流れてしまった。ファンの方への裏切り行為になってしまった。自分も去年の試合が終わってからも試合に向かっていく準備をしてきたのに、それを見せられずにここまで来てしまった。何回も流れも応援してくださる方、『もうコイツいいや』と思ってしまった方にも、また応援したいと思ってもらえるように一生懸命頑張るしかないな」と責任感を見せる。現在の状態は「バッチリ」だそう。「もうケガとかしたくない。試合が終わるまでは集中を切らさず、いつどこでなにが起こるかわからないので気をつけて生活していきたい」と誓った。

　8月にタイで格闘技界のレジェンドであるブアカーオ・パンチャメック（40）とキックボクシングのエキシビジョンマッチを戦った。この日は、そのブアカーオのTシャツを着て、豪快なサッカーボールキックを見せるなど順調な仕上がりぶりを見せた。Tシャツの理由については「少しでも話題になればいいな、と（笑）。ブアカーオ選手にいただいたTシャツなので大切に着たい」と笑顔を見せた。

　そのブアカーオから学んだことについて問われると「ムエタイの選手の距離感や圧は経験したことがなかった。向かい合った時の何もできない感は、やってみなかったらわからなかったと思う。そういうことは、自分もMMAの試合で相手と向き合った時に、何もさせないという圧を、これからキャリアを重ねて身につけていきたい」と話す。さらに「ファンの方への魅せ方もプロとして長年やってきてわかっているなと思った。そういう魅せ方だったりも、もっと大切にしていきたい」と力を込めた。

　また、ブアカーオと父との共通点も感じたそう。「ブアカーオ選手も40歳になっても続けている。父親も55歳になるけど好きなサッカーを続けている。やっぱり競技の達人的な人になるには、その競技を好きでいられないと続けられないと感じた。ブアカーオ選手もムエタイや戦うことが大好きだと思いましたし、父親もボールを蹴ることを心の底から好きでやっているので。楽しんで好きなものと続ける大切さは共通して持っているなと思いました」と明かしていた。

　対戦相手の印象を問われると「自分と年齢も近くて若い。勢いもある。ムエタイとかボクシングのキャリア的には22歳とは思えないぐらいの戦績をやっていると聞いた。打撃のキャリアは向こうの方が上ですけど、MMAだったら自分の方が強いんじゃないかと思います」とニヤリとしていた。

　◆『超RIZIN／湘南美容クリニック presents RIZIN.38』
日時：9月25日（日）　前10：30開場／正午開始
※RIZIN.38は超RIZIN終了後、1時間の休憩を挟んで午後3時開始予定。イベントの進行により前後する場合あり。
会場：さいたまスーパーアリーナ
PPV：ABEMA、RIZIN STREAM PASS、ほか

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