お笑いコンビ・NON STYLEが6日、大阪・なんばグランド花月（NGK）の本公演に出演した。今月3日に井上裕介（42）が一般女性と結婚を発表後初となる劇場出番となり、相方・石田明（42）とともに漫才ネタ「新婚生活」を披露した。

　ホームタウン大阪のNGKの舞台に、ひときわ大きな拍手で迎えられ、井上は「ありがたいことに私、結婚いたしました」と笑顔を見せた。石田もどこか誇らしげで、「あこがれの新婚生活みたいなのあるんですか？」と聞くと、井上が「めちゃくちゃあるよ」と答え、そこから漫才師らしくスムーズにネタに展開した。

　「新婚生活」は、NON STYLEの漫才でも名作の一つ。リアル新婚となった井上は、妻役の石田のボケをツッコミながら、幸せオーラいっぱい。ナルシストキャラも健在で、“妻”に向け「その笑顔が見られるだけで、きょう1日の疲れが全部吹き飛ぶわ。これから一生かけてその笑顔大切に守っていくね」と決めゼリフを放つと、石田が「お風呂が沸きました」に絡めた「頭が沸きました」とツッコみ、爆笑を誘った。

　井上は今月3日に結婚を発表し、自身のツイッターに直筆メッセージで「こんな僕をもらってくれるという勇気と器量がある方と奇跡的に出会うことができました」と笑いを交えて報告。お相手は“一回り以上下”と明かし、「僕よりも大人で、しっかりしていて、いつも笑顔で励ましてくれて支え続けてくれる存在です」と記していた。また、翌日には「皆様に、悲しいご報告!! もう2度と、この漫才をする事が出来なくなりました」とつづり、婚活パーティーのネタ「婚活」を封印したとも伝えていた。

　対して石田は、井上の結婚発表日に自身のツイッターやブログで祝福。ブログでは「相方が結婚しました。めでたい限りですね。是非、幸せな家庭を築いて欲しいもんです」と喜びながら、「私からも報告があります」とし、ツアーに向けて書いていたというネタ「おまえのプロポーズ考えたげるわ」「離婚式」の漫才2本が“ボツ”になったとしていた。