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『進撃の巨人』ミュージカル化 エレン役は岡宮来夢、ミカサ役は高月彩良

 諫山創氏による漫画『進撃の巨人』が、来年1月にミュージカル作品として舞台化されることが5日、発表された。エレン・イェーガー役は岡宮来夢、ミカサ・アッカーマン役は高月彩良、アルミン・アルレルト役は小西詠斗、リヴァイ役は松田凌、エルヴィン・スミス役は大野拓朗が担当する。

ミュージカル『進撃の巨人』第一弾キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会

ミュージカル『進撃の巨人』第一弾キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」-the Musical-製作委員会

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 『進撃の巨人』は、2009年9月〜2021年4月にかけて『別冊少年マガジン』(講談社)で連載されていた同名漫画が原作で、「壁」の中で暮らす人類が、人を捕食する「巨人」相手に絶望的な戦いを強いられる物語。コミックス全34巻の発行部数が世界累計1億1000万部を越え、社会現象とも言えるほどの大ヒットとなり、テレビアニメ化をはじめとしたさまざまなメディアミックスが行われるなど、連載終了後の現在も絶大な人気を誇る。

 演出は植木豪氏、脚本は演劇調異譚「xxxHOLiC」、迷宮歌劇「美少年探偵団」など人気作品の舞台化脚本を執筆している畑雅文氏。音楽監督はKEN THE 390で、作詞は三浦香氏が担当する。

 圧倒的なスケールで描かれる原作の世界を、巨人に立ち向かっていく人々の歌とステージングによるアナログな演劇的手法と、最新のテクノロジーやギミックを駆使した斬新なスペクタクルの融合で表現し、複数の音楽家によるジャンルに囚われない幅広い楽曲で、ミュージカルならではの新たな『進撃の巨人』を創り出す。

 同作は、来年1月に東京と大阪で上演される予定。今回の発表を受け、原作者の諫山氏、キャスト陣がコメントを寄せた。

■諫山創氏
この度の舞台化の話を聞いた時は、以前大変悲しい事故がありましたので心配になる気持ちがありました。しかし舞台関係者の方々は重々承知の上で、より細心の注意を払い舞台へ臨まれるものだと思います。そういったものを踏まえた上で、今回の舞台化を祝福し楽しみにしたいと思います。何より連載が終わった『進撃の巨人』で、観る方も作る方も楽しんでいただけますとうれしいです。ありがとうございます。

■エレン・イェーガー役:岡宮来夢
あの『進撃の巨人』がミュージカルになります。いち読者として本当に楽しませていただいているこの作品を、エレン・イェーガーとしてしっかり体現できるように、一つ一つ積み上げて大切に創っていきたいと思います。人間の怒りや悲しみといった負の感情が込められた作品なので、気軽に観に来ていただくことは難しいかもしれません。でも、そういった生々しい感情、絶望に立ち向かっていく強い想いを、舞台ならではの"生"の熱量で届
けたいと思っています。必ず皆さんの期待を超える作品になると思います。ぜひ観に来ていただけるとうれしいです。

■演出:植木豪氏
原作を初めて読んだ時に、巨人のビジュアルに圧倒され、吹き出した蒸気、剥き出しの筋肉、骨の間からの眼光に巨人の脅威を覚え、この作品の虜となりました。壁に閉ざされた世界から自由を求めて戦うエレン達の姿は力強く、現在の困難な状況に立ち向かう我々の姿とも重なります。『進撃の巨人』を愛するすべての皆様に応援いただけるように真摯に向き合い演出させていただきます。

■週刊少年マガジン編集部
『進撃の巨人』がミュージカルになります。ご存知の方も多いと思いますが、2017年に一度発表させていただいた舞台を不慮の事故により中止させていただいた経緯があります。今回は別のカンパニーによる取り組みとなりますが、編集部としては当時のスタッフ・出
演者・関係者・お客様のことをよく顧みて、今回の舞台に真摯に取り組みたいと思っています。何よりも安全第一で、そして関わってくださった、すべての人が必ず楽しめるものにしていきますので何卒よろしくお願いいたします。

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