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【2022年6月のラジオ界】山崎怜奈、誠実さにじむ卒業発表/『たまむすび』小田嶋さん追悼/ラジオの常識変える『ANN JAM』

 2022年の6月も、ラジオ界ではさまざまな動きがあった。ORICON NEWSでは、6月のラジオ界について、テーマを絞って紹介していきたい。

山崎怜奈 (C)ORICON NewS inc.

山崎怜奈 (C)ORICON NewS inc.

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山崎怜奈『ダレハナ』卒業発表で見えた“誠実さ”

 ラジオという、声がダイレクトに伝わるメディアならではの特徴かもしれないが、パーソナリティーの人となりが“ダダ漏れ”になることで、ぐっと距離感が縮まる感覚になる。帯番組となれば、なおさらだ。13日のTOKYO FM『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(月〜木 後1:00)では、山崎怜奈が乃木坂46を7月17日で卒業することを、番組冒頭に突如発表したが、時折涙声になりながらも、自身の思いを打ち明けていった。

 「卒業の理由はひとつが単純にあるわけではなくて、15歳で加入してから、今25歳になるまでに、いろんなものを経験して見てきた上で、最終的にやめることを選んだのですが。うちの事務所というか、グループが本当に温かい人が多くて。平和なので、社長とか先輩たちとも、けっこうラフにグループの今後とか、自分の興味があることを話していくうちに、自分の気持ちが整理されていく感覚がありました。私すごく臆病だし、すごくこれまでも悩んだのですが、だったら100:0で、これはやめた方がいいよねって思えるようになるまで、決断を保留していると、きっとタイミングも逃しちゃうだろうし、グループを卒業した後も楽しみだなと思えるようになった今、ここ数年で、どんどん生きるのが楽しみになってきたこのタイミングで、一歩踏み出すのが、今の私にできるベストなのかなと思いました」

 「いつも心強い味方でいてくださるファンのみなさまと出会わせていただいて、ラジオにもご縁があって、リスナーさんに出会えて、本当に感謝しています。まだやりたいこともいっぱいあるし、好奇心もつきないし、行ったことのない場所にもどんどん活動範囲を広げていきやすくなるのかなと思うと、それはそれで楽しみでもあるし。自分に対して、大丈夫なのかという不安はすごくあるけど、それでも、それに負けずに、いろんなことにチャレンジし続けられる自分でありたいなと思っています。なので、そういった気持ちを伝える時間をくださった、TOKYO FMのみなさん、番組のみなさんには本当に感謝しかないですし、わくわくも失敗もリスナーさんとみなさんと共有しながら、正直に誠実にやっていきたいなと思っていますので、どうかこれからもよろしくお願いいたします」

赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.

赤江珠緒 (C)ORICON NewS inc.

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■赤江珠緒“小田嶋おじさん”を涙で追悼「では、またいつかどこかで」

 24日、コラムニスト・小田嶋隆さんの訃報が伝えられた。小田嶋さんが生前出演していたTBSラジオ『たまむすび』(後1:00)では、27日の放送で赤江珠緒が「私のよくないところで、親しくなればなるほど、その人の偉大さを忘れちゃって、気さくに付き合ってしまうところが多々あるのですが、小田嶋さんに対してもそうだった」と振り返りながら、オープニングで思いを紡いでいった。

 「私もニュースなどを担当していた時期もあって、キャスターをやっていると中立であれと言われることがあるんです。報道の中立をと言われることがあるんですけど、意見を平等に聞いて、こう感じるっていうのはみんなあると思うんです。報道の中立って、そういうことじゃないと思っていて、本当に大事にしないといけない中立というのは、右と左という言葉に対応する形で言いますが、上と下に対して常に中立であることが大切。すごく権力がある人、お金持ちの人、そうじゃない人、言うことも聞くことも立場を変えてしまうのが一番中立じゃない。でも(中立であることは)すごく困難で、難しくて、それをされていたのが小田嶋さんだったなと。私のようなものにも、若手のスタッフにも偉ぶるところが一切なくて。いつも小学生の男の子ですかみたいなだらしなさもありながら、お茶目で、知識だったり教養をなんとなく教えてくださった」

 小田嶋さんが出演していた午後3時台のコーナーでは、書籍『災間の唄』をともにつづったライターの武田砂鉄氏が登場。「目の前にいる人をどうにかして面白がらせようとしている人でしたね。ロングインタビューした時に、子どもの頃に、浦和という文字を逆から読んだら笑うっていうことに気づいた瞬間、どんな言葉を見ても、なんかこれをジョークにできないか、面白く語呂合わせできないかを考えるようになって、それをずっとやっていた人なんですよね。それって、なかなか徹底できることではない。小田嶋さんが亡くなった後に、いろんな反応があるのを、どうツッコむだろうなと、想像すると、さみしいところもありました」との思いを伝えていった。

 終盤には、小田嶋さんから番組あてに寄せられたメッセージを、赤江が代読することになったが、涙で声をつまらせながらも、読み上げていった。「泣いてしまうことになったら嫌だなと思って、きょうはね、キンカンを塗っているということにして乗り切れないかなと思ったのですが」と“小田嶋おじさん”流に楽しませながら「小田嶋さん、本当に本当にありがとうございました。大好きです。では、またいつかどこかで」と呼びかけた。

ニッポン放送のアーカイブサブスクリプションサービス『オールナイトニッポンJAM』

ニッポン放送のアーカイブサブスクリプションサービス『オールナイトニッポンJAM』

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■ラジオのあり方を変える『ANN』サブスク化

 ラジオ界のあり方を変えてしまうような取り組みとして、20日よりアーカイブサブスクリプションサービス『オールナイトニッポンJAM』がスタート。アプリをインストールすることで、ユーザーは同局が配信するポッドキャストコンテンツを無料で聴取できるほか、30日間500円のプレミアムプランへの加入で、オールナイトニッポンの過去から現在にわたって、人気番組をマスター音源で聞くことができる。

 『ANN』の象徴でもあるテーマ曲「ビタースウィート・サンバ」にのせたトークの他、各種人気コーナーが当時のままによみがえる(一部編集あり)。サービススタート時の番組ラインアップとして、オードリーCreepy Nuts、乃木坂46など現在放送中の人気番組のほか、くりぃむしちゅー、宮藤官九郎、四千頭身をはじめとする過去の人気番組計30タイトル(6月20日時点)が、初回放送分から順次聴取可能となる(一部番組を除く)。

 ニッポン放送・デジタルビジネス部の澤田真吾氏は、ORICON NEWSのインタビューに対して、このような見通しを明かしてくれた。「ラジオが今後、ストックされていくという常識ができていけばと考えています。YouTubeでも、ストックされたコンテンツが収益を上げるというモデルがあるので、ラジオもそうなっていけばいいなと。放送する、そのコンテンツが残る、それが収益を上げ続けるということで、全体が潤っていかなければいけないという気持ちはあります。今後の環境変化に耐えていくためにも、会社の柱のひとつにしていきたいです」。

■6月に配信した主なラジオ関連のニュース
6月1日
【山陰放送・森谷佳奈アナ、ギャラクシー賞で爆笑問題に感謝 乃木坂46山崎怜奈がサプライズVTR出演】
【『佐久間宣行のANN0』音楽イベント10・29横アリで開催 RHYMESTER&サンボマスター&花澤香菜が参戦】

6月2日
【【ANN55周年連載Vol.2】『マヂラブANN0』に密着 スタッフ・リスナーとの相乗効果で生み出される“笑い倒し”の1時間30分】
【TBS安住紳一郎アナ、J-WAVEに見参 石田ゆり子と仕事&ラジオ『日曜天国』を語る】

6月4日
【YUKI、ソロデビュー当時の葛藤明かす「2〜3年はずっと試行錯誤だった」 松任谷由実の言葉に涙】
【佐藤栞里、2年ぶり『ANN0』に歓喜「一緒に妄想したり歌ったり楽しい夜にしたい」】

6月5日
【観月ありさ、ラジオ『不思議の国のありさ』27年ぶり一夜限り復活 18歳当時の「伝説の少女」生歌も】
木村拓哉×Dragon Ash・Kjが対談 共通点の多い青春時代エピソードで大盛りあがり】

6月8日
【さんま、生ラジオで「伝説の一日」秘話語る ニッポン放送は“今世紀”初の試み】
【堀井美香“娘の親友”山崎怜奈とラジオ談義「夢みたい」 星野源の楽曲「時よ」セレクト】

6月10日
【ナイナイANN 22年5月の怒鳴り 三浦D渾身の「シュワッチ」、高校時代のトークで盛り上がった「コンクリートジャングル」】
【『ナイナイANN』“シン・成人”鈴木福が生登場 ジョイマンとの「なんだこいつ」論争も決着?】

6月13日
【山崎怜奈、7・17で乃木坂46卒業 冠ラジオ『ダレハナ』で涙ながらに報告】
【山崎怜奈、冠ラジオ『ダレハナ』で乃木坂46卒業生報告「チャレンジし続けられる自分でありたい」コメントほぼ全文掲載】
【東京ドリエン 東野幸治、22年上半期一番のコンテンツは「佐久間さん」 最終的なゴールは「大橋巨泉さんだと思う」】
【東京ドリエン 黒沢かずこ&花澤香菜のあふれる“ラジオ愛” 週21番組聴取に佐久間氏も驚き】

6月14日
【秋元康氏、卒業発表の山崎怜奈にエール「ステキなことだと思う」 “好き”を大切にする必要性を説く】

6月15日
【酒井法子、33年ぶり首都圏ラジオレギュラー 森田健作の番組でパートナーに「夢のよう感無量です」】
【古家正亨、BTS「バンタン会食」生解説「活動休止でも中断でもない」 ソロ活動の充実に期待】

6月17日
【ジョイマン池谷「なんだコイツー」は「コントなんですもん」 ナイナイから追及される】(ほか計5本配信)
【おぎやはぎ『メガネびいき』“レギュラー”升田尚宏さん訃報に沈痛「オレらは、あの声が聞きたかった」】
【ダチョウ倶楽部・肥後克広&寺門ジモン、上島さん死去後初の生出演 『ビバリー昼ズ』で元気な声「ヤー!」「くるりんぱ」】(ほか計3本配信)

6月18日
SixTONES田中樹&京本大我「オレたちがオールナイトニッポンだ!」 55周年記念企画を開催】

6月19日
【花澤香菜インタビュー 冠ラジオ『ひとかな』15年目で地上波進出&印象に残った放送回を語る】

6月20日
【『オールナイトニッポン』サブスク解禁 オードリー・くりぃむなどが初回から聞ける】
【深夜ラジオの代名詞『ANN』サブスク解禁の衝撃 リスナー歓喜「飛ばしてはくれてんのねー」】

6月23日
【ANN55周年連載Vol.2 ラジオ界の歴史を変える『ANN』サブスク化 “ストック型”への挑戦で「全体が潤っていかなければ」】
【『相棒』亀山薫の“帰還”でDJ松永に注目 『ANN』で作品愛&右京さんの「おやめなさいっ!」コーナー爆誕が話題に】
【山崎怜奈、卒業前に「#乃木坂ラジオほぼ全ジャック」 『ANN』『沈黙の金曜日』など10番組出演 一覧あり】

6月24日
【田原俊彦『ナイナイANN』乱入「メリークリスマス!」 「ハッ!」のマネージャーも登場】

6月29日
【ムロツヨシ、念願の『ANN』特番も異例のスタート「まさに特別バージョンでお届けしております」】

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  1. 1. 【2022年1月のラジオ界】伊集院光の朝ラジオ後任にパンサー向井 オードリーはV35&『ANN』ブランド全体が好調
  2. 2. 【2022年2月のラジオ界】『ANN』好調のニッポン放送が聴取率首位 文化放送は朝夕を大改編
  3. 3. 【2022年3月のラジオ界】伊集院光が語った“ラジオの未来” ANN55周年公演『あの夜を覚えてる』好調
  4. 4. 【2022年4月のラジオ界】岡村隆史、29年目の『ANN』で「父になりました」 菅田将暉が伝えたリスナーへの思い
  5. 5. 【2022年5月のラジオ界】“キンワカ”収録後も白熱トーク/上島さんへの追悼の声広がる/『ANN』&TOKYO FM聴取率好調
  6. 6. 【2022年6月のラジオ界】山崎怜奈、誠実さにじむ卒業発表/『たまむすび』小田嶋さん追悼/ラジオの常識変える『ANN JAM』

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