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『ウルトラマンデッカー』松本大輝&村山優香インタビュー まさかの“ダッシュ審査なし”に驚き オーディション秘話

 テレビ東京系で7月9日から放送開始となるウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンデッカー』(毎週土曜 前9:00)。放送開始25周年となる『ウルトラマンダイナ』のエッセンスも取り入れる『デッカー』に主演するアスミ カナタ役の松本大輝(23)、ヒロインのキリノ イチカ役の村山優香(19)にORICON NEWSがインタビュー。『ダイナ』のエッセンスとしても大注目となる“走り方”などを聞いた。

ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンデッカー』に出演する(左から)松本大輝、村山優香 (C)ORICON NewS inc.

ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンデッカー』に出演する(左から)松本大輝、村山優香 (C)ORICON NewS inc.

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■まさかのオーディションで“ダッシュ審査”なしに 村山はアクシデント発生も前向き

 ウルトラマンデッカーは、突如襲来した謎の宇宙浮遊物体「スフィア」の群れに攻撃を受けた地球に現れた新たな光の巨人。地球平和同盟「TPU」により新たに再編されたエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の新人隊員アスミ カナタにその光を宿し、限界を超えた先に待つものを求めて敵に立ち向かう。

――出演が決まった時の感想を教えてください。
【松本】ウルトラマンシリーズは、世界中にファンがいる作品で、日本を代表する特撮作品。その作品に主人公として関われることができて非常にうれしいですし、今後もこの作品が残っていくと思ったら、自分の宝物になると思いました。

【村山】このような歴史ある「ウルトラマン」シリーズ作品で、イチカを生きることができるっていう喜びがありました。

――お互いの第一印象はいかがでしたか?
【松本】イチカという役と似ていて、明るくて天真爛漫です。イチカと同じで明るいという印象でした。

【村山】あとは?

【松本】あとは…。すごく眼力が強くて、対峙するシーンでは、毎回、圧倒されます!

【村山】ありがとうございます! うれしいことを言ってもらいました(笑)。私の第一印象は、パッて見たときに、こんなさわやかな人っているんだ、と驚きました。あとは、人見知りだから最初は全然しゃべらなくて(笑)。緊張しているのか、大人しいのか、どっちなのかなと思っていました。

――打ち解けた今の印象は?
【村山】抜けまくっているというか(笑)。でも、そこがいいところでもあるんですよ! でも、こういう場だと全然出ないんですよね…。

【松本】緊張して出ないんですよ…。

――オーディションの思い出はありますか?
【松本】ウルトラマンシリーズといえば走るオーディションがあると思って行ったんです。でも、今回のオーディションでは走ることはなかったんです…。演技をやって、受け身を取って、銃を構えるということをやりました。走る気満々で行ったので走らないんだ、と…。走りたかったです(笑)。

――『ウルトラマンダイナ』のつるの剛士さんのダッシュ姿の影響で、のちのウルトラマンシリーズのオーディションで“ダッシュの審査”が追加されたのは有名ですもんね(笑)。
【松本】そうですね。もう「見てくれ!」って思いで行ったんですが…。ずっと運動をしていたので走るフォームには自信があります!

――ちなみに撮影で走るシーンは
【松本】すごくいっぱいありますが、カッコよく撮っていただいています! 翌日が筋肉痛になるぐらいすごく重いものを持つシーンで大変だったんですけど、映像を見たらめちゃくちゃカッコよかったです! 楽しみにしてほしいです。

――村山さんはオーディションの思い出はありますか?
【村山】私、いいネタ持ってますよ(笑)。

【松本】いいなぁ(笑)。

【村山】どうしよう、めっちゃハードル上げちゃった(笑)。オーディションの前日に、せりふの練習をしていたんです。ものすごく大きな声で練習をして響き渡るぐらい。次の日に朝起きて、お母さんに「おはよう」って言ったら声が出なくて…。半泣きでアメなめたり、スチームを当てたりしました。終わったなと思ったんですけど、オーディションの時は出たんです。でも、スカスカで…。うまく行かなかったし、ダメだと思ったら「合格したよ」と聞いて。こんな奇跡あるんだ、と思いました。あとは、オーディションの時に「動きやすい格好で」と絶対にズボンで来るように言われていたのに、なぜかワンピースで行っちゃって…。アクションもあるのに(笑)。合格発表をマネージャーさんから聞いた時にマネージャーさんから「すごい恥ずかしい思いをしたんだからね!」と(笑)。奇跡の重なりだと思いました。

――なぜワンピースを…
【村山】前もって、これを着ていきたいと思っていたんです。なぜか、それしかないと思って。だから、ワンピースを着て行かなかったら、落ちてました、逆に!

■ウルトラマンデッカーの好きなところを熱弁 思い出のウルトラマントークも

ウルトラマン新TVシリーズ『ウルトラマンデッカー』本ポスター(C)円谷プロ (C)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

ウルトラマン新TVシリーズ『ウルトラマンデッカー』本ポスター(C)円谷プロ (C)ウルトラマンデッカー製作委員会・テレビ東京

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――ウルトラマンデッカーの好きなところを教えてください。
【松本】カラータイマーが左胸にあるのが攻めていると感じ、同時にすごくカッコいいと思いました。胸と頭に宇宙の柄があるところも。今までのウルトラマンでは見たことのないデザインなのでほかのウルトラマンと並んでいても、目を引きます。

【村山】ウルトラマン自体に宇宙の柄がつくのは初めて。すごく新鮮でインパクトがあると思います。ただ、カッコいいだけじゃなくて、オシャレだなと思いました。すごく新鮮だなと思います。

――変身ポーズをカッコよくキメるポイントは?
【松本】最後に変身アイテムのウルトラDフラッシャーを顔の前に持ってくるのですが、持ってこようと意識するのではなく、スッと下げるイメージでやるとうまく変身できます! そこがポイントだと思います。

――特撮の撮影ならではだなと思ったことはありますか?
【松本】合成するために、風景の映像を撮るんです。そのときにスタッフの皆さんがウルトラマンや怪獣のおもちゃを持ってカメラ前で動かすんです。その姿がかわいらしいな、と思いました。スタッフの皆さんが1番、目を輝かせてワクワクしながら撮影をされているんです。そういった姿を見ると、こちらも気分が上がるし、楽しいなと思います。特撮の撮影の裏側は、こうなっているんだなと思いました。

【村山】ベタなんですけど、CGを合成する前にいない怪獣に銃を向けたり、怪獣の移動に合わせて視線を変える。何もないのに、そういうお芝居をするのはほかの現場では経験できない新鮮なお芝居。楽しいですね。

――思い出のウルトラマンはいますか?
【松本】初めて見たウルトラマンシリーズが『ウルトラマンコスモス』なので、コスモスです。ウルトラマンといえば青色のイメージでした。

【村山】最近、いろんなウルトラマンのイベントに遊びに行ったりしているんです。たまたま行ったイベントに小さなステージがあって、そこにゼットさん(ウルトラマンゼット)が来たんです。姪っ子と一緒に写真を撮って。そこからゼットさんにほれちゃって(笑)。家でも『ウルトラマンZ』を見ています!
――自身が演じるキャラクターの見どころは?
【松本】カナタは一見、明るくてお調子者で何も考えていないような人に見えるんですが、実は芯があって、目の前にあることを一つひとつこなしていく。何事にも前向きに取り組むキャラクターです。

【村山】イチカは、とても明るいんですけど実は悩んでいる部分もあったり。目標に向かって、強い心を持った子。ただ明るいだけじゃなく、悩んでいる部分もふとした時の表情だったり、仕草を見て、何かを感じていただけたら。

――最後に見どころをお願いします
【村山】見どころは最初はTPUの訓練生で、リュウモン ソウマ(大地伸永)含めて3人で訓練をします。山登りしたり、走ったり。その中で、ぶつかり合ったりもありますが、「3人で頑張ろう」と言うんです。そこがイチカの好きなシーンで注目していただければと思います!

【松本】カナタが初めて変身するシーンは、僕自身も初めて変身するシーン。初めてのワイヤーアクションでもありました。めちゃくちゃカッコよくできていると思うので初変身はぜひ見てほしいです!

■『ウルトラマンデッカー』あらすじ
かつての怪獣災害もなくなり、平和を取り戻したかのような地球。人類の目はさらなる宇宙進出へと向けられ、怪獣災害への対策規模は縮小傾向にあった。
そんな中、突如飛来した謎の宇宙浮遊物体スフィアによる地球への襲撃が始まり、人類は宇宙との交信を絶たれ“孤島の惑星”となってしまう。主人公アスミ カナタの日常にもその魔の手が迫る。目の前で繰り広げられる破壊、ついに姿を現す巨大な怪獣。危険をかえりみず、今そこにいる敵に飛び込んだその時、カナタはウルトラマンデッカーへと変身を遂げる。
「今、やるしかねぇ!」。デッカーの“光”を手にしたカナタは、日常を守るため戦うことを決意し、対スフィア部隊として再編成された新しいエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の新人隊員として、若さあふれる仲間たちと共に巨大な敵に立ち向かっていく。

■新ヒーロー「ウルトラマンデッカー」
主人公・アスミ カナタが変身する光の巨人。フラッシュタイプを基本形態に、パワー形態のストロングタイプや超能力に特化した形態のミラクルタイプへとタイプチェンジして戦う。身長55メートル、体重4万5千トン。

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