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フジ宮司愛海アナ、10月からスポーツ→報道の顔に 加藤綾子の後任で『イット!』メインキャスター就任

 フジテレビの宮司愛海アナウンサー(30)が、10月から同局系の報道番組『Live News イット!』(月〜金 後3:45)で、榎並大二郎アナ(36)とともにメインキャスターを務めることが4日、正式に発表された。現在、同番組は加藤綾子(37)が、榎並アナとともに担当している。

『Live News イット!』10月から新体制 メインキャスターを務める(左から)榎並大二郎アナ、宮司愛海アナ(C)フジテレビ

『Live News イット!』10月から新体制 メインキャスターを務める(左から)榎並大二郎アナ、宮司愛海アナ(C)フジテレビ

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 注目は榎並アナと宮司アナの“ツートップ取材”で、2人が積極的に現場取材を行っていく。インターネットで簡単に情報が手に入る時代だからこそ、現場でしかわからない空気感や自分の目で見たモノを視聴者に届けていく。同時にスタジオでは、『イット!』が掲げる、「それそれ!」という共感や、「それ、知りたかった!」という発見を大事にしたニュースを一層追求していく。榎並アナは報道の現場で、宮司アナはスポーツの現場で多くの人と接し、様々な場面を目撃してきた経験をもとに、フレッシュな感性で伝えていく。

 榎並アナとともに新たにメインキャスターを務める宮司アナは、2015年に同局に入社。『めざましテレビ』の情報キャスターなどを務め、18年には土日のスポーツ番組『S-PARK』のメインキャスターに抜てきされた。昨年の『東京オリンピック』や、今年2月の『北京オリンピック』でもフジテレビのメインキャスターを務めるなど、“スポーツの顔”として数多くのスポーツ中継・番組を担当、その中で、多くの現場取材も経験し、現場の熱気を伝える力や、アスリートたちからコメントを引き出す力を磨いてきた。

 入社8年目となった今年4月には、『FNN Live News days』(月・火曜のキャスター)で初めて本格的に報道番組を担当。この秋からは、夕方3時間15分の生放送となる同番組のメインキャスターに就任し“報道の顔”となる。今回の新体制発表を受けて、榎並アナと宮司アナがコメントを寄せた。

■榎並大二郎アナ
――2020年9月に『イット!』に加入してまもなくおよそ2年、印象に残った出来事、ニュースは?
昨年、事故後10年の福島第一原発の状況についてお伝えしました。自身3度目となる原発取材で、廃炉に向けて前進した部分も見えましたが、遅々として進んでいない、デブリ取り出しや処理水の課題を目の当たりにしました。廃炉に向けて険しい道のりが続きますが、これからも伝え続けていきます。

――キャスターとして大事にしていること、心がけていることは?
スポーツも芸能も、全てが“ニュース”。という大先輩の言葉を常に念頭に置いています。“スポーツニュース”、“芸能ニュース”などと“枠”に収めず、世の関心事を、真摯(しんし)にお伝えできればと思っています。


――10月から後輩を引っ張っていく立場に。どんな番組にしたいか?
加藤綾子さんを中心に築き上げてきた“共感“や“優しさ“といった『イット!』のカラーを大切にしながら、チーム一丸となって、日々のニュースをお伝えして参ります。

――宮司アナとコンビを組むことについて
仕事をともにしたのは数える程度ですが、事前の入念な準備や制作スタッフとのコミュニケーションを大切にする、丁寧な仕事ぶりが今も印象に残っています。不断の努力を怠らない、アナウンサーの鑑(かがみ)です。…人事考課の文章のようになってしまいました(笑)。とにもかくにも、頼もしい後輩です。

■宮司愛海
――『イット!』メインキャスターの話を受けてどう思ったか?
これほどの大役が自分に務まるか、不安な気持ちでいっぱいになりました。ですが、東京と北京という2度のオリンピックでのキャスター経験を経て、より幅広く、世界と、社会と繋がってみたい、さまざまな視点を学びたいと思うようになっていたところでもありました。今は、大きな責任を感じながらも、どこか挑戦者のような気持ちでいます。

――スポーツで、大イベントの東京五輪、北京五輪のメインキャスターを務め学んだことは?
追う者、追われる者。さまざまな国の選手たち。立場が変われば見える世界は変わり、人はそれぞれに違う景色を見ています。伝え手として、取材者としてできることは、さまざまな人の想いを言葉にし、人々の架け橋となることなのではないかと、4年間のスポーツキャスター経験から学んだような気がします。

――アスリートを取材する中で、印象に残った言葉は?
アスリートの方々の言葉は、どれもそれぞれに思いのこもった忘れがたい言葉で、一つを選ぶことができません。そんな中で、今あえて申し上げるとすれば、アーティスティックスイミング・井村雅代ヘッドコーチの“簡単に取れないメダルにこそ価値があるんですよ。簡単に取れたら、もういいかって人間は思うから”という言葉です。どんな仕事にもつながるような気がして、苦しい時にはその言葉を思い出し、勇気をもらっていました。手にするものはメダルではありませんが“どんなことでも前を向いて取り組めば、自分の人生の力になる”と励まされます。

――報道でまだ3ヶ月間と短い期間だが、そこで得たものは?
いま私が担当しているお昼のニュースは、放送中も、現場が動き、常に状況が変わり続けています。その中で、たとえるならば、これまでの仕事で求められてきた"筋肉"とは全く違う場所の筋肉を鍛えているような感覚になることが多いです。瞬時に原稿に目を通し、それを正しく読み、伝えるには、世界で起きている様々な問題が、自分の生活とも繋がっているということを想像しながら過ごすことが大切なのだと思わされています。まだまだ、力不足を痛感してばかりの日々です。

――改めて、どんなキャスターになりたいか?
キャスターである前に、人の痛みに寄り添える人間でいたいです。さまざまな立場の方々と接し、言葉を交わすことで、人に対する想像力を磨いていきたいと考えています。

――榎並アナとコンビを組むことについて
社内の誰からも好かれる稀有(けう)な存在の先輩です。これほど共感力のある人がいるのかと毎日驚いています。SNSなどで同僚をフィーチャーした面白動画を制作するのが好きで、いろんな人をイジる側に回ることが多いですが、実はちょっとイジってほしいタイプなのでは…?と推察しています。これから、失礼にならない程度にいろいろと試してみたいと思います(笑)。

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