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関ジャニ∞安田章大、黒木華と舞台初共演 昭和を生き抜く兄妹役「彼女となら、おもしろく暴れられる」

 人気グループ・関ジャニ∞安田章大が、舞台『閃光ばなし』に主演することが決定した。『俺節』(2017)、『忘れてもらえないの歌』(19)で安田とタッグを組んできた演出家・福原充則氏との第3弾となる今回の公演は、不条理の中の正義を模索する兄妹の物語。ヒロインには、福原組初出演となる黒木華が決定した。

舞台『閃光ばなし』に主演する安田章大(関ジャニ∞)と黒木華

舞台『閃光ばなし』に主演する安田章大(関ジャニ∞)と黒木華

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 模索しながら作り上げた1作目、挑戦を交えた2作目、そして、これまでに築き上げたものをさらに開花させるべく3作目で挑むのは、兄妹を襲うさまざまな“分断”と“バイク”の物語。今作で安田×福原氏の「昭和三部作」が完結する。

 終戦から18年が経った高度成長時代を舞台に、父親から受け継いだ小さな自転車屋を営む佐竹是政(安田)は、自分たちの暮らす街を分断する巨大な用水路の存在に悩まされていた。無鉄砲な妹・政子(黒木)とともに後先考えずに権力に立ち向かっていく兄妹の姿は、ドロ臭く、強引で、悪知恵が働き、とてもヒーローとは言い難いが、実に痛快ですがすがしい。

 人間の欲望が良いようにも悪いようにもはびこる時代を、エンターテインメントとして表現する福原氏こん身の書き下ろし、演出の舞台。初共演となる安田と黒木が演じる兄妹はどのような化学変化を見せてくれるのか。単なる兄妹愛では語れない、熱い時代を必死に生き抜く1人の男と1人の女と、2人を取り巻くクセものぞろいの市井の人々の思惑が交差しては衝突する。

 同作は、9月26日から10月2日にロームシアター京都、10月8日から30日に東京建物Brillia HALLで上演される。

■キャスト・スタッフコメント

【安田章大】

きれいごとや建前ばかりの世にあって、福原さんの描く世界には嘘臭さがない。だからこそ毎回、そばにいて刺激し合いながら、福原さんの中に芽生えたメッセージをお客さんの心にも宿らせたいという思いを掻(か)き立てられるんだと思います。
今回の舞台について話すなかで、福原さんには「ヤスには、何か重たいものを背負わせたいんだよね」と言われました。「昭和」という、色がごちゃ混ぜの、欲にまみれた時代をまっすぐに生きる主人公を演じることで、何か皆さんの心に刺さるものがあるといいなと思います。僕自身、嘘で固められた時間と時代をただやり過ごすより、「こいつ、痛いな」と思われてもいいから馬鹿正直に生きたい、ただの人、動物のようにありたいと願っていますから。
今回ご一緒する黒木華さんには、静かな燃える闘志を感じます。一瞬で火をつけることもできれば、消すこともできる、赤い炎を灯すこともできれば、青い炎を灯すこともできる。そんな彼女となら、芝居の中でおもしろく暴れられるんじゃないかなとワクワクしています。

【黒木華】
舞台は映像作品と違って編集がない分、役者の自由度が高くその日その時によって、お客さんも巻き込んで変化していくので、その面白みは初舞台からずっと変わらず、今も私の中に在り続けています。今回の舞台も、今までやったことがないタイプの役ができるのではないかとワクワクしています。
ビジュアル撮影でお会いした安田さんは、「なんでもどんと来い」といった印象で、(まだ台本はありませんが)この兄妹の関係がどんなふうに描かれるとしても、信頼を持って演じられそうな気がします。
私は「昭和っぽい」と言われることが多いので、昭和とは?と苦手意識もありますが、稽古を通じて、単に懐古するというだけではなく、今、その時代の物語をやる大きな理由を見つけ、大事に演じていきたいと思っています。

【福原充則】
今回は、これまでの2作の経験をいったん更地にして、安田君と僕、お互いに何をやりたいのか、今、何を考えているのかを話すところから企画をスタートさせました。
世の中にはびこる理不尽な出来事への立ち向かい方。そんなテーマを堅苦しくなく、いかにエンタテインメントにするか。そして、ちゃんとお客さんに向き合いつつも、正面からではなく、突っ走る僕らの背中を見せて、後からついてきてもらえるような作品にしたいねって話をしたと思います。
安田君はフィクションに自分の本音を盛り込める人。今回もまだ隠している彼の本音、新しい顔を、役を通じて見せてもらえるはずです。また、黒木さん演じる妹役には、僕が初めて舞台上の彼女を観た時に感じた、噴火するような激しい印象を込めました。ちょっと複雑な兄妹の関係から、相手をどう尊重するか、もっと広くいえば人類愛を描くところにまで行きつけたらいいなと思っています。
「一生懸命やればいいってもんじゃないでしょ、大人なんだし」みたいなことは日々いっぱいありますが、安田君とのこのチームに関しては、「一生懸命やる」ことにブレはないんです。だから、どうしたら面白くなるか、一生懸命考えるつもりです。

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